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【冷やしラーメン食べたい▶8】
支那そば メンフジミ

2025.07.10

山形県の冷たい鶏中華

 「冷やしラーメン」が山形発祥なら、日本蕎麦の「冷たい肉そば」も、それから進化した「冷たい鶏中華」も山形生まれです。山形はすごい。それを前橋で食べられるとは。感激です。

▲じっくり時間をかけて育てた親鶏

 いかにも硬そうな鶏肉がどんと乗っています。若鶏でなく親鶏。これで、これがいいんです。コリコリした歯応え。噛むほどに広がる旨み。醤油ベースのタレで煮込んだ鶏肉は冷製でも旨いですね。

 スープに脂はほとんど浮いていません。ラーメンより蕎麦に近い味わい。魚介系の出汁が効いています。これぞ、冷たい鶏中華の醍醐味。

▲この麺が絶品。佐野ラーメンに似ています

 麺は手打ちうどんのような太麺でもっちり。地粉を含む国産小麦粉を熟成させ、茹でる前に1玉ずつ揉み込むそうです。親鳥もスープも秀逸ですが、この店の最大の魅力はこの麺かもしれません。

辛みそも冷やしでどうぞ

 相方の麺食い2代目が頼んだのは冷やし辛みそラーメン。中央にあるニンニクやショウガを練り込んだ真っ赤な辛味噌を少しずつ溶きながら辛さのグラデーションを楽しみます。

 岩海苔とレモンもいい働きをします。コクのある濃厚なスープに磯の香りや爽やかな酸味が加わり、奥深い味に変わっていきます。

▲この赤いのがすごい。ただ辛いだけではありません

 相方はラーメンだけでは物足りず、半ライスと「はしっこチャーシュー」なるものを追加しました。名前の通り、チャーシューの端。これをご飯と一緒に食べたり、辛味噌スープを入れて雑炊のようにしています。とにかく食べることに貪欲です。

▲半ライスとはしっこチャーシュー

▲合体させると、こうなります。合計220円はお得

 店は水沢うどんの水香苑グループが経営しています。関根町の「おおしまや」も同系列。うどんで培った技術をラーメンに生かしているようですね。

 ちなみに店長は山形の出身とか。「冷たい肉そば」も食べたいな。

▲煮干が香る支那そば

▲熱い辛みそラーメンは店のイチオシ

店舗情報

支那そば メンフジミ

お問合せはこちら
027-226-1228
住所 前橋市富士見町時沢100-1
営業時間 9時55分~15時
定休日 不定休