串焼き のらごりら
駅降りたら０分で酒場

　JR新前橋駅を降りたら０分。というか、駅の１階にあります。駅利用者には最高の立地ですね。開業直後で店内はお祝いの花でいっぱい。若いバイトさんも元気よく活気に満ち溢れています。
　では、負けずにジャンジャン。生ビールを頼んだら、お通しにサツマイモの温かいスープが出てきました。「冷え込みましたからね」とホールを仕切る、ともやさん。こういう気配りがうれしいですね。

　まずはおまかせ串５本盛りから。一本一本、丁寧に炭火で焼け上げます。この日は鶏の砂肝、セセリ、豚のカシラ、タン、ハツでした。ハツがタレでその他はすべて塩。それにしてもきれいな串打ちです。
　砂肝のコリコリ、タンのサクッとした食感がたまりません。セセリとカシラは噛むほどに味が出てきます。そして、秀逸はハツ。弾力があり、あっさりした味わい。これはレバも頼まなければ。

　串焼きの追加を待つ間に、ちょこっとつまみますか。レモンハイとともに。ポテトサラダ、ガツ刺し、長芋とキャベツの浅漬けが来ました。
　どれもひと手間かけているのが分かります。一番よかったのはポテサラ。何と燻りガッコ入り。大人の味ですね。完全に酒のつまみ。はい、レモンハイお替り。

　追加はレバのほか、タンカルビ、モモ、ナンコツ、皮、それにシシトウとウズラを頼みました。やっぱり、レバは最高。ふんわり、まろやか。それでいて、しっとりしています。２本頼めばよかったな。名残惜しいですが、ハイボールで締めましょう。

　ボスの伊藤誠さんは新前橋駅ロータリーにある「串もん」で８年間、店長として焼き場に立っていました。炭火の達人です。「新前橋駅周辺はほかにも串焼の店が多く、一緒に盛り上げていきたいね」と念願の店を構え、張り切っています。