gourmet
食べたい
輸入牛を旨くする裏技は
前橋市中心街の路地裏。怪しそうな階段を上がり、怪しそうな扉を開けると、怪しい店主、三村次男さんがお出迎え。「お二人さん、あっちに座ってネ」と怪しい席へと案内されます。
料理はすき焼きのみ。以前はナポリタンや麻婆豆腐もあり、メニューにも残っていますが、「1人だから、面倒なのヨ」だそうです。
鉄のすき焼き鍋に牛脂をたっぷり入れて火を掛けたら、しばし放置されます。この間、怪しい前菜が出てきます。蒸篭に入った点心はほぼ甘いまんじゅう。玉子焼き以外はバナナチップなど乾きものです。
牛脂がすっかり溶け出すころ、大量の肉と野菜がやってきました。肉は牛肉350㌘、豚肉150㌘。これで2人前とは恐れ入ります。
鍋奉行は三村さんがしてくれます。大胆に肉を投入すると、牛脂によく絡ませて焼きます。「こうすると、USA産も国産のようになるのヨ」とウインク。野菜もたっぷり詰め込み、割下を入れると「煮えたらどんどん食べてネ」と言って去っていきました。
前菜、デザートも怪しい
まずは大量の肉から攻めましょう。卵に絡めて。うん、旨い。これは産地偽造できますね。牛肉はサシが少なめ。A5ランクの銘柄牛は確かにおいしいですが、赤身の方がすき焼きには合うと思っています。豚肉のすき焼きも結構いけます。
シイタケやタマネギ、豆腐やシラタキも味が染みてきました。卵は6個も付けてくれましたが、量が多く、味が濃いめなのですべて使い切りました。
〆はうどん。冷凍ですが、肉と野菜の旨みを吸って素晴らしく美味しくなります。あー、お腹いっぱい。
デザートにフルーツをいただいていると、「これも食べてネ」と団子の山。もう、無理です。
店舗情報
牛鍋酒家 最後の50セント
住所 | 前橋市千代田町4-12-7 |
---|---|
営業時間 | 18時~23時 |
定休日 | 日曜、月曜、火曜 |