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食べたい
日韓融合の和風冷めん
御前蕎麦とも呼ばれる白い更科蕎麦を味わえる店です。ソバの実の中心部だけを使った贅沢な蕎麦。ほのかに甘く、喉越しが際立ちます。
原点であるせいろにするか、お薦めのつけ汁にするか。悩んでいたら、お品書きに赤線が引かれ「珍味 和風冷めん」とあります。愛想のいい店員さんに確認しますと、「1年中人気です」。決まりですね。

▲お品書きの中で際立って革新的な品
日韓融合の冷麺です。まずはキンキンに冷えた出汁から。確かに旨みの強い冷麺。でも、鰹節が香る上品なかけ汁のようでも。絶妙なバランスですね。
具はキムチと千切りキュウリ、ワカメ、白髪ネギ。シンプルな構成が出汁を邪魔しません。

▲透き通った麺は更科ならでは
蕎麦はもちろん更科です。ソバ粉とでんぷんで作る黒くてコシの強い平壌冷麺とは別物。この出汁に最高に合う麺です。
コチジャンと酢が提供されますので、後半は味変しましょう。七味もありますが、やはりコチジャンが合いますね。確かに蕎麦屋さんでは「珍味」でしょう。

▲見た目も美しいせいろ
五味そばで5種類味比べ
更科蕎麦は意外と自己主張せず、いろいろな楽しみ方ができます。五味(いつみ)そばはその代表格でしょう。5つの朱色の器に5種類の具が乗っています。
ナメコは大根おろし入り。揚げ玉にはキュウリが添えられ、冷やしたぬきのよう。このほか、やまかけ、納豆、山菜を少しずつ味わえます。

▲ぶっかけタイプの「五味そば」
店主の矢端和人さんは都内の更科蕎麦の店で修業し前橋に戻りました。三河町で10年、現在地でも10年、暖簾を掲げています。
「大人になりましたので」と金髪だった髪は黒くなりました。夜は週末だけの営業ですが、出汁巻き玉子などをつまみに酒を楽しめます。

▲肉汁うどん。うどんはきしめんに近い平打ち
店舗情報
手打ちそば 和楽
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- 027-226-1551
住所 | 前橋市朝倉町251-1 |
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営業時間 | 11時~14時30分、17時~21時(土曜、日曜のみ) |
定休日 | 月曜 |