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食べたい

味楽園
手切りの肉厚タン、カルビ

2024.09.04

中心街で先駆けの焼肉店

 前橋市中心街で元祖的な焼肉屋さんです。「東京オリンピックの時にはやっていた」と店を仕切る女将さん。60年以上、街中で看板を掲げています。

 牛タン塩を皮切りに、続々と注文します。もちろん、ビールとキムチも。店自慢のナムルが切れていたのは残念でした。

▲牛タン塩。懐かしのロースターで焼きます

▲ロースターの真ん中で焼くのが店の決まり

 タンは厚切りです。こちらはすべて、注文があってから生の肉を包丁で切りします。冷凍をスライサーで薄切りするタンとは別物。塩ダレでよく揉み込まれ、焼いたらそのまま食べます。レモンダレは不要。というか、付いてきません。念のため。

 カルビはサシが細やかに入っています。「上」は脂身がさらに多く、普通の方がいいかも。レアで行きます。厚みがあって柔らか。下味の揉みダレだけでも十分ですが、付けダレが加わると一層美味しくなります。

▲見事なサシ。やっぱりカルビが1番

 内臓も良質です。部厚いレバは表面を炙るとふっくら。焼き過ぎは厳禁ですね。ハツはタケノコ(大動脈)の部分が少し付いていました。うれしいおまけです。ホルモンは身が大きく、弾力があります。

 手作りのキムチは発酵が進み、酸味が強いタイプ。ビールのアテにはいい感じ。少し焼いて肉と一緒に食べるのもお薦めです。

▲ハツ(手前)とホルモン

▲手作り感満載の酸味が強い白菜キムチ

名物女将の洗礼も味の内

 男2人で行き、カルビ以外は1人前ずつ注文しました。ロースを忘れていたので追加しようとすると、「1人前は面倒なのよ」と女将さん。では、カルビスープで〆ようかと注文したら、「スープは時間がかかるからダメ」。こんな悪態もご愛嬌の内。初めて行かれる方は覚悟しておいてください。

 10年ほど前にご主人を亡くしましたが、厨房は息子さんが跡を継いでいます。安泰ですね。

店舗情報

味楽園

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027-233-4815
住所 前橋市千代田町4-8-10
営業時間 18時~22時
定休日 日曜