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らーめん手打 ほそ乃
「冷製冷やし」って何だろう

2024.09.02

鶏油を後入れ コクの秘訣

 「冷やしラーメン始めましたよ」。国道50号沿いの人気店の店主、細野達也さんからうれしい知らせがありました。行かねばならないでしょう。

 券売機の用意が間に合わず、「白だし中華」のボタンを押し、口頭で「冷製冷やしそばを」と頼みます。

▲券売機。大勝軒の山岸一雄さんのサインもあります

 では、カウンターで調理ライブを楽しみましょう。麺を茹でている間に、チャーシューをバーナーで炙ります。奥さまが冷蔵庫からキンキンに冷えた丼を持ってくると、冷たいスープを注ぎます。茹でた麺は流水で粗熱とぬめりを取り、最後は氷水で締めます。「冷製冷やし」。そういうことだったんですね。

▲手際よく盛り付ける細野さん

 見た目はラーメンと変わりませんが、湯気はありません。まずはスープを一口。あー、美味しい。鶏ガラと魚介系で取ったスープはすっきりして、それでいてちゃんとコクがある。「最後に鶏油(チーユ)を加えるんです」と細野さんが教えてくれました。

▲リングイネのような麺。これが旨い

 ほそ乃さん独特の平打ち麺は冷たく締められて一層、コシが強く感じられます。この麺に醤油をかけて食べても旨いだろうな。

 とろとろのチャーシューは相変わらずの旨さ。半熟の煮卵、極太のメンマもいいですね。9月末までの限定とのことですが、1年中、出してほしいです。

▲チャーシューはさすがに温かい方がいいですね

2・5倍のジャンボニラ餃子

 「餃子も食べてみて。通常の2・5倍。餡も変わったよ」。確かに大きい。1個50㌘ありす。餡はニラがぎっしり。「ジャンボニラ餃子」と言っていいでしょう。食べ切れなくてお土産にする人もいるそうです。

▲餃子は一味の小瓶ほどの大きさ

 1年前の開店当初にやっていた朝ラーメンをやめ、その代わりに夜営業を始めました。「落ち着いたらオリジナルの限定メニューも出しますよ」。高校時代からラーメン店で修業した筋金入りの職人が作るラーメンとは。楽しみに待っています。

店舗情報

らーめん手打 ほそ乃

お問合せはこちら
027-261-3088
住所 前橋市笂井町26-5
営業時間 11時~15時、17時30分~22時
定休日 水曜