gourmet

食べたい

そば処 大橋屋
家紋を蕎麦で表現したら

2024.07.23

肉汁にタヌキ、キツネ

密かに「美食の街」と呼んでいる駒形でお初の蕎麦屋さんへ行ってきました。駒形バイパスを通るたびに看板を見かけていましたが、つい通り過ぎてしまって…。品のある暖簾をくぐりましょう。

お薦めの1番上にある「家紋そば」をいただきます。家紋の「抱き茗荷」をイメージし、先代が考案した看板商品とか。冷たいそばを具だくさんの熱い汁で食べるつけ麺。一番好きなタイプです。

▲四角い海苔が目印。蕎麦の量は群馬盛り

北海道産のソバ粉を二八で打った蕎麦はやや色黒で、きれいに細く切り揃えられています。江戸蕎麦のよう。四角に切られた海苔が2枚飾られています。ちょっと、かわいいですね。

汁には豚肉に揚げ玉、お揚げの刻みにキュウリの千切りも入っています。豚肉の旨みと揚げ玉のコクが重なり合い、もり汁では味わえない奥深さを感じます。

▲豚肉もキュウリもお揚げも細く切られていて食べやすい

蕎麦を2、3本手繰って汁に浸し、ズズーと啜ります。冷水で締められた蕎麦が汁の中で膨らむよう。具も一緒に味わったり、海苔で巻いて食べたり。キュウリの食感が楽しいですね。

▲蕎麦を汁に浸すと、蕎麦が膨れるよう

きしめんと白エビかき揚げ

前橋市内では珍しい「きしめん」もあります。ざるにして、白エビのかき揚げを追加しました。

麺は幅0.5㌢ほど。汁によく絡みます。喉越しがよくて、つるつる啜れます。

かき揚げはサクサク。香ばしく磯の香りを楽しめます。これはいい組み合わせでした。

▲ざるきしめんと白エビのかき揚げ

▲平打ちはラーメンでもパスタでも大好き

▲サクサクして酒のつまみにもいい

2代目店主の長谷川幸市さんの父親が東京・巣鴨から故郷に店を移して40年。江戸蕎麦の粋を守りつつ、地元に親しまれるよう、工夫を重ねています。お腹いっぱいになるセットメニューが多いのも地元愛からです。

店舗情報

そば処 大橋屋

お問合せはこちら
027-266-4761
住所 前橋市駒形町1258-2
営業時間 11時~14時30分、17時~19時
定休日 火曜