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串揚げ みかわ
揚げ物の“二刀流” 正体は

2024.06.12

昼は天ぷら、夜は串揚げ

串揚げの店が4年ぶりに復活しました。道路を隔てて北にある同名のうどん処と同じ経営。店主の三川紘平さんは昼にうどん処で天ぷら、夜はこちらで串揚げを揚げる揚げ物の”二刀流”。その正体は…。

ビールを頼み、串揚げを注文します。何本も頼んでいたら、「最初はこれくらいにしよう」と止められました。揚げ立てが旨いですからね。

ソースの入った器と串揚げを置く台がセットされます。同時にザク切りのキャベツも。これが単なる箸休めではなく、いい働きをするんです。

▲豚ヒレ。柔らかく、さっぱり。串揚げには最高

▲赤いウインナー。あれば必ず注文します

▲新タマネギは甘さと柔らかさが違います

第1陣は牛肉、豚ヒレ、ウインナー、うずら玉子、タマネギ、レンコンと紅ショウガ。肉類と野菜のバランスが取れた実にいいラインナップです。

牛肉は串揚げの王道。旨いに決まっています。ウインナーは懐かしい赤。厚いタマネギは甘みが詰まっています。もちろん、ソースは2度漬け禁止。ちょっと足らないと感じたらキャベツでソースをすくって。これが本場・大阪の食べ方です。

▲極微細なパン粉が軽い食感に

こちらの串揚げは微細なパン粉を使っていて、油をあまり吸わず胃もたれしません。それでも、次第に食べる速度が鈍りますが、紅ショウガがいい口直しになり、食欲を再び高めてくれました。

第2陣は海鮮で攻めます。エビ、キス、イカ、アジ。全体に小ぶりながらアジはでかっ。味もいいです、アジだけに。さて、お次は…。

▲海鮮は6種類あります。他にホタテとサーモン

原点の「ゆき寿し」守り抜く

店は1978年、「ゆき寿し」として創業しました。寿司とすき焼きのセットといった斬新なメニューで人気を集めましたが、うどんや串揚げの店に変わりました。それでも、うどんを乗せるのは寿司桶、串揚げ店では「すし屋の焼きたて玉子焼き」をメニューに加えています。寿司職人の矜持が垣間見られます。

▲玉子焼きはほんのり甘口

▲うどんの桶は「ゆき寿し」から

店舗情報

串揚げ みかわ

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027-221-0341
営業時間 17 時30分~21時30分
定休日 水曜