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焼きそば しろがね
定食 秘伝の食べ方教えます

2024.05.23

追いソースのタイミングは

中学時代に通い詰めたわが青春の味を久しぶりに味わってきました。昔を懐かしみ定食をお願いします。

定食? はい、ご飯と味噌汁が付きます。W炭水化物? まったく、問題ないですが。「そばめし」の原点ではないかと。秘伝の食べ方を伝授しましょう。

▲焼きそば定食A。お新香もいい仕事します

胃袋を考え、焼きそば小の定食Aにしました。まずは、焼きそばに青海苔を振り掛けていただきます。やや薄味ですが、ここでは追いソースは我慢しましょう。コショウはお好みでどうぞ。

ご飯にも青海苔を掛けていただき、ここで味噌汁を一口。さらに、お新香とともにご飯を一口。これで、準備が整いました。

▲焼きそばに青海苔を掛けて

▲ご飯にも青海苔を掛けて、一口目はさわやかな味を楽しみましょう

さあ、本番です。焼きそばをご飯の上に乗せたら、ソースを掛けましょう。焼きそばをおかずにご飯を食べる寸法です。紅ショウガがいい働きをします。

続いては焼きそばにたっぷり七味を。これでご飯が一気に進みます。味噌汁を流し込み完食しました。

▲焼きそば丼の完成。追いソースはここで

▲七味やコショウを掛ければ激辛に

こちらの焼きそばは極細の平打ち麺。中華鍋を使って蒸し麺をさらに蒸し焼きしますから、しっかりした歯応えがあります。具はキャベツとモヤシだけですが、ラードがコクを与え、ご飯に合います。

ミツビシなき後のソースは…

昭和34年の創業以来、前橋産のミツビシソースを使っていましたが、2年ほど前に生産を停止してからは佐野市のメーカーにミツビシに似た味のソースの生産を委託しています。

▲しろがね焼きそばソースも販売しています

「昔からのお客さんが『変わらないね』って言ってくれるから平気なんでしょう」と2代目の中里千賀さん。「腰が悪く、いつまでやれるか分からない」と弱気も吐きますが、常連さんからのひっきりなしの電話注文には笑顔で答えています。

▲▼上は少し前の暖簾。創業昭和三十五年とあります。下は新調した暖簾。創業は三十四年になっています。こちらが正しいようです

店舗情報

焼きそば しろがね

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027-231-8193
住所 前橋市日吉町2-3-11
営業時間 11時~15時
定休日 月曜、木曜