ビストロ・セレニテ　
このコスパ　これぞ前橋のビストロ

このクオリティーのランチ、都内で食べれば１万円は軽く超えますね。

ビストロ・セレニテさんのフルコースランチ「スリール・コース」を初めていただきました。

前菜からすごかった。パルミジャーノチーズのブリュレ、赤城鶏とフォアグラのテリーヌなど５品の盛り合わせです。

手が込んでいます。車でなければ、ワインが飲みたい。

スープは鯛だけで出汁を取り、春キャベツを煮込んだクリーム仕立て。パセリと大葉を使った緑色のオイルが春を感じさせます。

鯛のお出汁の美味しいこと。後を引きますね。

魚料理がすごかった。お刺身で食べられるほど新鮮な真鯛を炭で炙り、赤みそを使ったソースで仕上げてあります。

皮がパリパリで、炭の香りが香ばしい。鯛の中央部分はレアなんですよ。新鮮だからできること。

お店で焼いた２種のパンをはさんで、お肉料理です。１つ１つのポーションが大きいので、結構、お腹はいっぱいになりかけていますが、お肉はもちろんいただきます。

赤城牛の希少部位「シンシン」と仔羊のタンの煮込みをクレープで巻き、ポルチーニのソースで仕上げています。

すごい食材たちが１つになって、ひと口食べるたびに幸せな気持ちになります。

フィナーレは、メレンゲとベリーソースの「ラング・シャンティ」。３時間かけて焼き上げたメレンゲに、甘くない生クリームがはさんであります。

軽い食感で何個でも入りそう。

「ラング・シャンティ」は２月中旬までの季節のスイーツ。それ以降はまた違うスイーツが用意されるそうですよ。

ビストロ・セレニテさんは2019年にオープン。ホテルの料理長を10年務めたオーナーシェフ、柴山晃彦さんのお店です。

県内外から多くのグルメが訪れるため、予約して来店した方がいいですね。