gourmet
食べたい
肴から始まるコースを堪能
広瀬川のほとり、ビルの2階に真新しい寿司処が誕生しました。格子戸を潜り抜けると、檜をふんだんに使った温もりの空間が広がります。白木のカウンターは8席。店主、白幡太郎さんがつけ場で迎えます。
「お嫌いなネタはございますか」。お品書きはなく、肴と寿司のコース1種類。苦手なネタは別のものに変えてくれます。
「寒かったでしょう」と最初に出てきたのはズワイガニと里芋の餡かけ。いい出汁が出て温まります。こういう気配りがうれしいですね。ビールで乾杯。
続いては本マグロの幼魚、メジマグロ。初ガツオのようにタタキにします。藻塩を付けて。若々しい魚の旨みに藁の香りが加わり、一足早く春を感じます。こうなると日本酒。「関東の華」をいただきます。
熟成させたハタの刺身、太刀魚の酒蒸し、カズノコと続きます。カズノコの食感が最高です。
肴の最後は平貝を焼いて海苔に包んで手渡ししてくれました。醤油を塗り、生七味を付けて。香ばしく、そして刺激的。辛口の「赤城山」にします。
すべて仕事をした寿司
寿司がでてきました。まだまだ飲みますが。最初に中トロ。これはやられた。寿司はすべて煮切りや塩で味付けされ、そのまま食べます。
スミイカは塩とスダチで。平貝も再び登場。焼きもいいけど生もいい。カマスは炭で炙ります。
コハダ、アジ、イワシと青魚が続きます。微妙な味の違いを感じられます。蒸し海老を挟んで赤身のヅケ。イクラの軍艦巻き、最後はアナゴをデザートのようにいただきました。
山形県生まれの店主は都内の名店で修業、縁あって前橋に来ました。店は完全紹介制となっています。
店舗情報
鮨 厩橋
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住所 | 前橋市城東町2-3-8 |
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営業時間 | 18時~22時 |
定休日 | 不定休 |