ラーメン白翁
２種類の自家製麺を味わう

いまはなき実家の近くにあるラーメン屋さん。20年ぶりに食べに行きます。寡黙なご主人が相変わらず黙々と鍋を振っていました。

一番人気の味噌らーめんをいただきます。相方はシンプルに醤油味の中華らーめん。にんにく半チャーハンとギョーザを追加しシェアします。

味噌もシンプルですね。炒めたモヤシ、タマネギ、ニラ、ニンジンが山のよう。肉はありません。

まずはスープから。コクがありながらまろやかです。ニンニク、ショウガが隠し味程度に入っていて、スープの旨みを上手に引き出しています。

自家製の麺はストレートの太麺。もちもちです。これは味噌によく合う。小麦粉の配合や加水率を研究し、試行錯誤して生み出したそうです。

醤油はチャーシュー、メンマ、ナルトに海苔という王道の一杯です。あっさりしたスープは煮干しをかすかに感じました。こちらは縮れの入った細麺。懐かしい昔ながらの中華蕎麦といった感じです。

チャーハンはパラパラで絶品でした。多めのチャーシューと玉子、ナルトにネギと定番の具入り。ニンニクとラードの香りが食欲をそそります。

ギョーザも皮は自家製でしょう。もっちり感がいいですね。野菜多めの優しい味です。

ギョーザのタレを作っていて、いいことを思い付きました。自家製のラー油は唐辛子がたっぷり。これを味噌に加えたら…。大正解。香ばしさと辛さが加わり、野趣あふれる味に激変しました。お試しあれ。