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食べたい

とんかつ太郎 
絹糸みたいなキャベツとサックサクとんかつ

2023.05.10

特製キャベツ切り器が大活躍

すごいとんかつと出会いました。

軽くてサックサクの衣をガブっとかじると、ロース肉の甘い脂身がじわっと溶け出します。「食パンをミキサーで粗目に砕いて、毎朝、生パン粉をつくっているんだよ」と店主の土谷幸二さん。ソースはキリっとシャープな中濃ソース。

付け合わせのキャベツはこんもりと盛られ、絹糸のように細く切られています。しゃっきりとした歯ごたえがたまらない。ソースと手作りオニオンドレッシング、2つの味でいただきます。

▲脂身が光っています

▲ため息が出るぐらい美しいキャベツ

この極細切りキャベツには秘密がありました。「まな板にカンナを付けたような道具を作ってもらって、シャッ、シャッと切ってます。5、6月のキャベツは一年で一番美味しいんだよ」とのこと。

定食にはとんかつのほか、ご飯と味噌汁、2つの小鉢と浅漬けも付きます。みずみずしいご飯は新潟のコシヒカリ。豚肉は群馬県産です。

 

▲特製のキャベツ切り機です

▲ロースかつ定食。今日の小鉢はポテサラともやしのナムル

名物、ぺっちゃんこヒレかつ丼

とんかつ太郎さんにはもう一つ、名物があります。それは「ぺっちゃんこヒレかつ丼」。13年前に、T-1グランプリ用に開発したメニューだそう。薄切りのヒレかつを醤油ベースのタレに浸し、あつあつのご飯の上にトッピング。かつは2枚と3枚から選べます。

タレが甘すぎないのがいいです。ご飯が進みます。「よく叩いているからね」というだけあって、お肉がとにかく柔らかい。

▲お肉が大きい。2枚で丼を覆います

土谷さんは銀座の洋食店「ライオン」で修行し、1976年に奥様の利志恵さんと共に、「とんかつ太郎」を開きました。それにしてもなぜ太郎?「子供ができたら太郎と名付けようと思ってたんだけど、女の子だったから…」

ご夫婦の仲の良さがアットホームな雰囲気を作り出しています。味も雰囲気も最高。

 

▲コック帽がお似合いのご主人とインナーカラーがおしゃれな奥様

店舗情報

とんかつ太郎

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027-253-1305
住所 前橋市高井町1-26-31
営業時間 11時~14時、17時~20時ぐらい
定休日 日、祝