gourmet
食べたい
白か黒か、はたまた十割か
蕎麦家 りく
2022.08.16
喉越しの常陸、香り高い倉渕
蕎麦粉9につなぎが1という九一の白、二八の黒、それに十割の3種類の蕎麦を楽しめます。
夏バテで胃が弱っています。こういうときは「とろろ」に限りますね。尾島の大和芋を使っています。
蕎麦は白にするか黒にするか。迷ったら300円増しで両方食べられる、あいもりで決まり。
店員さんが産地を教えてくれました。白は茨城県桜川市産とか。丸抜きの挽きぐるみで細めに打った蕎麦は上品で喉越しがいい。
黒は高崎市倉渕町産の玄ソバの挽きぐるみを太めに切っています。香り高く噛み応えがあります。
とろろ蕎麦はとろろの入った器に蕎麦徳利の汁を足すのが普通でしょう。でも、こちらは蕎麦猪口が別に用意され、もりでも食べられます。
汁は鹿児島県産の鰹本枯れ節と鯖節、高知県産の宗田節から取った力強い出汁に本返しを合わせます。純粋に蕎麦を味わえます。
滋養があり胃に優しい大和芋
とろろは出汁が加わっていて、そのまま蕎麦を付けて啜れます。ズズーと音を立てましょう。両方合いますが、ことに黒はややボサボサ感があるので、ネバネバと最高の相性。滋養が付き、胃の粘膜を修復してくれるような感じがします。
厨房を覗いていたら、蕎麦湯の容器に蕎麦粉を足していました。蕎麦湯用の猪口もあります。美味しい出汁を余すことなくポタージュのような蕎麦湯で割っていただける。こういう気配り、うれしいですね。
店舗情報
蕎麦家 りく
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- 027-289-4815
住所 | 前橋市大渡町1-9-4 |
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営業時間 | 11時~14時30分(夜は予約) |
定休日 | 火曜 |