「呼び戻し」で深みある濃厚スープ
らーめん居酒屋 響

「九州豚骨」を謳い、豚骨ラーメンを主力にしながらあっさり系やつけ麺、まぜそば、二郎系とラーメンの限りなき可能性を追求しています。

看板の「響」をセットで注文します。6種類ある小丼とサラダ、ドリンクが付いて1200円。ラーメンのフルコースのよう。丼は「どてめし」にしました。

「響」と印刷された海苔が目を引きます。環七の「なんでんかんでん」を思い出すな。低温調理された豚肩ロースのチャーシュー、半熟の煮卵、極太のメンマ、大量のキクラゲと万能ねぎ。豪華で彩りも鮮やかですね。

スープからいきましょう。素晴らしく濃厚です。「呼び戻し」というスープを継ぎ足していく久留米ラーメンの技法を用います。鰻のタレと同じ。職人的な技術を要し、味に深みが加わります。

麺は低加水率の極細。プツンと歯切れがよく、濃厚なスープを必要以上に絡まさずに食べられます。最初から替え玉を想定した麺とスープのようです。

卓上に辛子高菜、紅ショウガと生ニンニクが標準装備されています。好きな味変を楽しみましょう。

夏の期間限定メニューもあります。冷やし担々麺を頼んでみました。辛く味付けられたモヤシやネギ、カイワレが山にように盛られています。その中にゴロゴロと大きな挽肉の塊。ヘルシーかつスタミナ十分です。

麺は中太ストレート。冷たく締められ、コシの強さを感じます。スープは甘さ控えめ、すっきりした辛めのスープ。麺と一緒に、野菜と絡めて。最後までさっぱり、おいしくいただけました。