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台湾グルメ、アウトドア体験
「赤城山らんたん祭り」始まる
2022.08.06
「赤城山らんたん祭り」が8月6日、赤城山大沼湖畔など山頂部で始まった。湖畔の飲食店10店がこの日のために準備した台湾グルメが人気を集め、アウトドア体験会もにぎわっている。18時からは台湾から送られた600個の大型提灯が点灯され、世界の平和、無病息災を願い祈りを捧げる。
「全山冷房中」のさわやかさ
蒸し暑い前橋市街地から赤城山に向けて車を走らせる。75のカーブを抜けると眼下に大沼を望む標高1400㍍近くの地点に到着。正午の気温が22度。さわやかな風が通り抜け、まさに「全山冷房中」だ。
湖畔の飲食店はどこも満員御礼。いつもはイワナの塩焼きやトウモロコシを焼く店がそれぞれ趣向を凝らした台湾グルメを売り出している。
もとき亭とバンディ塩原はスパイシーで巨大サイズの唐揚げ「ダージーパイ」、レークセンター赤城と青木旅館レストラン沼尻はトロトロの豚バラ肉をたっぷりかけた丼「ルーローハン」を提供。前橋市内からこれを目当てに来た会社員、阿部和平さん(23)は「5年前に台北で食べて以来。現地と同じように美味しい」と感激していた。
台湾といえばスイーツ。鳥居峠のサントリービアハイランドホールはタピオカソフトドリンク、曽山商店では定番のゼリー「愛玉子」が人気を集めていた。
大沼ではカヤックの体験会が開かれ、湖畔ではe-Bikeのサイクリングツアー、乗馬体験会が開かれた。ロープを使って木登りするツリーイングは子供たちに大人気。伊勢崎市の藤掛晴貴君(8)は「3歳から鍛えた猿体験」と絶好調。友人の大塚涼央君(8)と妹の彩未ちゃん(5)も10㍍の木登りを成功させた。
祭りは3年ぶりに開く「赤城山夏祭り」を地元の前橋市富士見町と縁の深い台湾の祭りの要素を取り入れて企画した。台湾の衛生・医療行政に貢献した羽鳥重郎、台南市長として文化財保護に尽力した羽鳥又男が富士見町の出身であり、歴史を縁に友好を深めようと、実行委員会を組織して運営している。