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「目指すはてっぺん」
ジャオスがバハ1000参戦報告会
2026.02.27
メキシコ・カリフォルニア半島で昨年11月に開かれた北米大陸最大のオフロードレース「第58回BAJA(バハ)1000」に参戦したラリーチーム「TEAM JAOS(ジャオス)」の報告会が2月27日、レクサスCPO高崎で開かれた。ラリーでは極めて異例のハイブリッドカー「LEXUS GX550h」で見事に完走。2026年も同型車で出場する計画で、ドライバーの能戸知徳選手(前橋市)は「目指すところはてっぺん」とストックフル(市販車無改造)クラスでの優勝を誓った。
チーム力が強さの秘訣
バハ史上初とされるハイブリッドカーで参戦したジャオスはクラス2位の好成績で完走、能戸選手はLEXUS LX600でクラス優勝を達成した一昨年に続いて、スタートからゴールまで単独で完走する「アイアンマン」の称号を手にした。
▲歓喜のゴール
「ハイブリッドで走れるのか、最初は疑問だったが、車と会話していく中でハイブリッドのよさに気が付いた」と本音を語った能戸選手。「終盤になってサスペンションが破損し、リタイアだと思ったが、チームワークに助けられて完走できた」とレースを総括したあと、「今年はトラブルを起こさないようなドライビングのアシスト、マシン造りをする。目指すところはてっぺん」と王座奪還を目標に掲げた。
▲クラス別優勝を誓う能戸選手
赤星大二郎監督は強さの秘訣を尋ねられると、「チーム力。人の繋がりに尽きる」と帯同したメンバーや現地のスタッフに感謝した。今回は赤道直下の熱帯がレース会場になると説明、「『ジーナ』と愛称で呼んでいる車をブラッシュアップして、軽量化したり、冷却性能を高めたい。来年は60回になり、3カ年計画でやり抜く」と決意を語った。
▲早くも戦略を練る赤星社長
「熱い青春があった」
報告会には縁の下の力持ちとして戦ったエンジニアやマネジメントのスタッフ9人も参加、「トラブルがあっても悲壮感なくレースに参加できた」「最初のテスト走行では2分しか走れなかった」「熱い青春が毎日あった」「一生の思い出になった」など全員が思い出を吐露した。
▲レースの裏話を語るエンジニアたち
▲完走にはエンジニアたちの活躍があった
アドバイザーを務める群馬トヨタグループの横田衛社長は「ゴールした瞬間、エンジニアがみんな泣いていて、お父さんのような気持になって涙腺が緩んだ」と回想。グループ150人のエンジニアに多くの経験機会を提供したい思いと経験者の継続参加のバランスに悩んでいることを明かした。
▲体制を強化すると明言した横田社長
TEAM JAOSは4WD向けパーツメーカー、ジャオス(榛東村広馬場)の社員で構成、群馬トヨタグループとともに2022年からバハ1000に参戦している。
LX600で参戦した前々回はストックフル(市販車無改造)クラスで優勝した。2025年から新3カ年計画を策定、「LEXUS GX550h」で参戦する。
昨年のバハの写真、ショート動画はこちらから。
▲今年もバハに挑む「ジーナ」
BAJA1000
メキシコのバハ・カリフォルニア半島で毎年11月に開かれる自動車と二輪車のラリーレース。1967年から始まった。大半が砂漠や山岳のコースを通常1000㍄(1600㌔)、2日間不眠不休で走り切る。半数以上が途中棄権を余儀なくされる北米大陸最大にして、最も過酷なレースで、「完走者全員が勝者」と称される。


