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コロネオ
チョココロネが主役の町パン
2025.12.14


中までぎっしりチョコクリーム
焼き立てのふわっとした匂いが店内に漂います。総社町に11月、オープンしたばかりの小さなベーカリー。店頭には35種類のパンが並びます。
住宅地に溶け込むような佇まいで、日常使いしやすいパンが中心。価格もとてもリーズナブル。
▲お昼過ぎに伺ったため通常より品薄状態
店主は前橋市生まれの29歳、阿部民生さん。東京・国立で長く親しまれてきた、基本を大切にするベーカリー「プチアンジュ」と、前橋の「ドンキ」で修業を積み、独立したと言います。
▲29歳の阿部さん。もっと若く見える
看板はチョココロネ。店名の「コロネオ」もコロネから名付けたそう。
「修業時代からコロネに思い入れがありました。最近は置く店が少なくなっているので、自分の店ではぜひ売りたいと思った」と阿部さん。ふっくらとしたカタツムリ型のパンの中に、自家製のチョコクリームがぎっしり詰まっています。
▲チョコレートが濃い
チョコの味は奥行きがあり、昔ながらのチョココロネよりも一段、落ち着いた印象を受けます。
コロネはほかに、イチゴミルク、生クリームも用意しています。
▲コロネは3種類
カレーパン、クリームパンも自慢
阿部さんの修業先、プチアンジュの人気はカレーパン。コロネオでもその流れを組むカレーパンを買うことができます。
中のカレーペーストから店で作り、牛肉のかたまりがごろごろ入っています。挽肉やニンジン、ジャガイモも加わり、スパイスがしっかり効いた本格的な味わい。
▲角切り牛肉、挽肉のダブルミート
自家製カスタードのクリームパンも印象的でした。一見するとごく普通のクリームパンですが、クリームは卵の味がはっきりしていて、口当たりはまったりとしています。ベーコンエピは香ばしく、噛むほどに生地の旨味が広がる感じ。
▲卵の味が主張するクリーム
奇をてらわず、昔ながらのパンを丁寧に作る。店頭に並ぶパンから、そんな姿勢が伝わってくるベーカリー。
若い店主のやる気が店内にみなぎっているのを感じました。
▲グラタンパンは冬季限定
▲ハード系もある
店舗情報
コロネオ
| 住所 | 前橋市総社町2-4-15 |
|---|---|
| 営業時間 | 9時~19時 |
| 定休日 | 月曜、第四日曜 |


