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石破前首相 再び前橋へ
日本中から注目される
2025.10.31
石破茂前首相は10月31日、前橋市の中心街にあるJINS 前橋馬場川オフィスを訪れ、「前橋が全国から注目されるようになった」と民間主導のまちづくりを改めて称賛した。第2回政民官でつくる「新しい企業城下町」躍進フォーラムのプレイベントとして講演した。石破氏は首相時代の今年6月に地方創生のモデルとして前橋市を視察している。
「いまだけ」がいっぱいある
石破氏は群馬県が移住したい都道府県で全国一となった背景を分析、災害の少なさや豊かな自然などを挙げながら、「それだけではない。高崎も頑張っているが、前橋が日本中から注目されるようになった」ことが大きな理由であると分析した。
「いまだけ」「ここだけ」「あなただけ」のサービス、商品が消費者の心を掴むという持論を紹介、JR九州が運行する豪華寝台列車などの事例を挙げて分かりやすく解説した。
前橋市中心街を舞台に糸井重里さんが始めたBOOKFESも取り上げ、「6、7万人が全国からやってくる。何かワクワクする『いまだけ』がある」と集客の理由を紐解いた。
合わせて、「『やりっ放しの行政』『頼りっ放しの民間』『全然無関心な市民』の三位一体となると地方創生は必ず失敗する」との持論も展開。「前橋のように田中仁(さんのような夢中になる人材)がいないから。以上」と諦めるかどうかで地域の未来が変わると警鐘を鳴らし、「『いまだけ』がいっぱい詰まった前橋を見てください」と来場者に呼び掛けた。
石破氏の講演を受け、躍進フォーラムの呼びかけ人の一人でもあるジンズホールディングスCEOの田中仁さんが民間主導で進む前橋市中心街のまちづくりについて解説した。


