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食べたい
野菜炒めと餃子のセット
しばらくご無沙汰していたら、名物女将、堀越とみ江さんの姿が見えません。1962(昭和37)年の創業以来、厨房に立ってきましたが、6月で引退されたそうです。御年85。長らくお疲れさまでした。お体ご自愛ください。
▲働き者だった女将さん
看板を守るのは長男の進さんとお孫さんの新司さん。親子で息の合った連係プレーを披露します。
注文したのは野菜炒めと餃子のAコース。コースはAからKまでと飯店コースがありますが、全部で6種類。D、F、Gなど消えたコースも数多い中、エースの座を守っています。
新司さんは餃子鍋に火を付けたら、中華鍋で野菜を炒め始めます。頃合いを見計らって進さんがご飯をよそい、スープを注ぎます。注文して5分もかからず出来上がり。手際の良さも味の内ですね。
▲野菜だけの野菜炒め
野菜炒めはキャベツ、モヤシ、ニンジンとタマネギ。肉はありません。文字通りの野菜炒め。潔い。しかも、炒め具合が絶妙です。高温で一気に炒めるので野菜がシャキシャキ。野菜が旨い。
▲しっかり焦げ目の付いた餃子
餃子は野菜、特にニラが多めです。皮がパリッとして、噛むとジューシー。単品は6個入りですが、セットは4個。ちょうどいいでしょう。
自家製のラー油の一味を多めに取り、辛口でいただきます。ご飯が旨い。
超人気だった「50円ハウス」
とみ江さんがご主人と店を開いた当時はラーメン、餃子、ライスがすべて50円で、別名「50円ハウス」と呼ばれていました。
オイルショックで100円に値上げしました。その後、150円になっても学生には100円で出してくれ、「100円ラーメン」と呼んでいました。
いまもランチのコースは1000円以内。財布を気にせず、美味しくお腹いっぱいになれます。
▲これだけ食べて150円だった時代があった
▲素朴なチャーハンも根強い人気
店舗情報
前橋飯店
- お問合せはこちら
- 027-234-0807
| 住所 | 前橋市千代田町5-5-2 |
|---|---|
| 営業時間 | 11時~23時30分 |
| 定休日 | 月曜、火曜 |




