田中俊行×都市ボーイズが怪談競演
アーツ前橋「ゴースト」展で“見えないもの”語る

　出演するのは、オカルトコレクターで怪談師の田中俊行さんと、怪奇ユニット「都市ボーイズ」の岸本誠さん、はやせやすひろさん。三人が織りなす“真夜中の語り”は、アート作品が描き出す「見えないもの」と響き合う。

　「ゴースト」展では、死や記憶、霊的な存在をテーマに、現代アートの視点から“不可視の世界”を探る作品を展示中。今回のイベントでは、来場者がその空間に身を置きながら、怪談を通して異なる角度から「見えない」を体験する。

　怪談パート（18時30分～20時）の後は、同館学芸員の案内で「ゴースト」展を巡るナイトツアー（20時～21時予定）を実施。照明を落とした会場を歩く特別なひとときになる。イベントの模様は後日、映像配信も予定されている。

　田中氏は幼少期から奇怪な物への関心を持ち、呪物を収集してきたことで知られる。2022年から3年連続で「祝祭の呪物展」にコレクションを提供し、今年9月には著書『呪物蒐集録Ⅱ』（竹書房）を刊行した。

　一方、都市ボーイズは放送作家の岸本誠氏と、元テレビADのはやせやすひろ氏による怪奇ユニット。YouTubeチャンネルの登録者数は38万人を超え、霊能者や超常現象の取材を中心に活躍している。

　定員は30人（事前申込・抽選制）。参加費は2000円で、現地決済のみ。申し込みは10月31日13時から11月5日まで、アーツ前橋のウェブサイト内専用フォームで受け付ける。