gourmet

食べたい

そば蔵大胡店
カレーの誘惑参りました

2025.10.14

豚バラに長ネギ、タマネギ

　もり蕎麦にとろろ、かき揚げを付ける「いつもの」にするつもりでした。が、後ろの席からプーンとカレーの匂いが漂ってきます。やられました。

　「カレー南蛮、うどんでお願いします」

▲他の種物と比べてひと際大きな丼です

　やってきましたのは洗面器のような大きな丼。蕎麦も盛りがいい店ですが、これはデカ盛りすぎでしょう。しかも熱々。最初は小皿に取っていただきます。

　カレーはややさらさらしています。スパイスが効いた辛口。でも、後から出汁の香りが追いかけてきます。この辺が蕎麦屋さんの仕事でしょうか。

▲熱いのと視覚的な圧迫から逃れるため小分けします

　中細うどんはもちもち。厚さに多少バラツキはありますね。これぞ手打ちの醍醐味。それにしても、１本の長さが半端ない。20㌢ほどあります。次回はもりで思い切り啜ってみたいですね。

▲やや細めのうどんだから完食できたかも

　独特なのが具です。肉は豚肉。となれば、ネギは長ネギが一般的ですが、長ネギともにタマネギまで入っています。苦みと甘みが加わります。

　うどんもカレーもたっぷり。大きな豚肉はバラ肉で食べ応えがあります。苦戦していると、隣のご高齢のだんなさんが「残ったカレーにご飯を入れると美味しいよ」とありがたいアドバイスをしてくれました。

▲豚バラがたっぷり。前は鶏肉だった記憶がありますが…

　しかし、恐るべしカレーの魔力。「もり蕎麦。あっやっぱり、カレー」「うーん、カレー南蛮かな」。後から来たお客さんが次々と追随してきます。

　「そば蔵」は伊勢崎市にある総本舗をはじめ６店舗あります。暖簾分けしたようですが、基本を踏襲しながら各店舗で独自のメニューを提供しています。

　昔ながらのよく日本の外食の仕組みです。全国どこでも同じチェーン店も見習うべきだと思うのですが。

▲いつものセット。蕎麦は普通の店の大盛り分です

▲とろろにはワサビを

▲かき揚げは見た目も美しい