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カプリチョーザ前橋店 
40年続くトマトとニンニクの誘惑

2025.10.04

記憶を呼び覚ます味

 カプリチョーザといえば全国チェーンのイタリアンですが、私にとっては青春の味。学生時代よく都内のお店に通っていました。

 ちなみに創業は1985年。日本にアルデンテを持ち込んだ先駆けのような店で、当初は「麺が半生だ」とか、苦情が多かったそうですが、私は大好きでした。

 創業当時から40年続く看板メニューが「トマトとニンニクのスパゲティ」です。

▲シンプルイズベストのトマトとニンニク

 ひと口で、ニンニクが「これでもか」と入っているとわかります。薄切り、みじん切り。そこに焦がし唐辛子の香ばしさが重なり、まろやかなトマトソースが受け止める。湯気の奥にトマトの酸と甘みが混ざり、凛とした麺が歯に心地よく返ってきます。シンプルなのに忘れられない味です。

 タバスコを少し垂らすと、さらに勢いが増します。おいしい、でもこのあと人に会えないかもしれません。禁断の一皿と呼ぶにふさわしい。

▲タバスコをたっぷりかけて

どこで食べても変わらぬ魅力

 いまはショッピングモールの一角でも、その味に出会えます。ランチはサラダとドリンクバー付きで1390円。サラダ皿に描かれたロゴも懐かしく、フォークを巻くたびにかつての風景がよみがえります。最後まで麺が伸びないのも不思議です。

▲ランチのサラダ

 食後にスタッフさんから、「ハーブティーのサービスがございますが準備してよろしいですか」と声をかけられました。そんな一言も、変わらない温かさを感じさせます。

▲サービスで提供されるハーブティー

店舗情報

カプリチョーザ けやきウォーク前橋店

お問合せはこちら
027-223-0046
住所 前橋市文京町2-1-1 けやきウォーク前橋1F
営業時間 11時~22時(L.O.21時15分)
定休日 無休