泉食堂
家族で守る半世紀食堂

レトロな佇まいながら入り口は自動ドア。しかし、中はやっぱり昭和の世界です。

壁にはメニューがずらり。定食類からラーメン、うどんに蕎麦、一品物まで。その数の多いこと。悩みながらも、結局はお得な日替わりランチ。それにマカロニサラダを付けました。

この日はハムカツ、ブロッコリー、ペペロンチーノ。丼のご飯と味噌汁、漬物が付いて何と550円。しかし、いつ行っても同じメニューはありません。

ハムカツは予想を大きく裏切る厚さ。３㌢ほどありますか。これはうれしい。たっぷりソースを付けていただきます。贅沢な気分になれますね。

野菜サラダも付いてきますが、マカサラは欠かせません。これもソースをかけちゃいます。

付け合わせにペペロンチーノとは参りました。しかも、これが実にいい味しているんです。ご主人、奥泉辰雄さんは和洋中、何でも作れる達人。一番のお薦めは八丁味噌から手作りした甜面醤を使う麻婆豆腐とか。試してみましょう。

産業通り沿いに店を構えて半世紀。接客を担当する奥様の貴代さんによると、「問屋街にあり、毎日のように来る会社員もいて、どんどんメニューが増えていった」そうです。

厨房には辰雄さんと母親で御年91歳、みよ子さんが立ちます。かつ丼はみよ子さんの担当。優しい味で、こちらも常連さんに人気です。