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前橋のバラ、世界のバラ
5月3日から「春のばら園まつり」

2025.05.02

前橋のバラ、世界のバラ
5月3日から「春のばら園まつり」

 「春のばら園まつり」が5月3日、敷島公園門倉テクノばら園で始まる。今年は開花が少し遅れ、見ごろは5月10日ごろになりそう。それでも早咲きのバラはすでに満開。バラの苗の販売やバラを使ったスイーツも楽しめる。5月25日までの期間中、日没から21時までライトアップされ、昼間とは一味違った夜のバラを観賞できる。

600種、7000株が咲き誇る

 敷島公園のばら園は世界の殿堂入りが全種類そろい、600種、7000株のバラがある。

 前橋市公園管理事務所によると、開花が少し遅れ気味で、残念ながらGW期間中は見ごろには早そう。

▲満開の赤いバラ=2024年5月

 園内は北側にヨーロッパで古くから栽培されてきたオールドローズが植栽されている。

 豊富な花色のモダンローズは主に西側に集まっている。日本、ドイツ、フランス、米国など国別に分かれ、まるでバラのW杯のよう。

 東側は英国生まれの香りの強いイングリッシュローズをはじめ、ヨーロッパやニュージーランドのバラがある。故ダイアナ妃に捧げられた大輪のダイアナプリンセスオブウエールズや女優の名前を付けた優雅なバラも見られる。

▲前橋市の「あかぎの輝き」

 前橋市のオリジナル品種「あかぎの輝き」は中央付近にある。つぼみから満開になるにつれ、黄色からオレンジ、赤へと花弁の色を変化させる。

 期間中は「ばらガイド」による園内案内もあり、詳しい話を聞ける。

 正門が開いているのは9時から17時までだが、通用口が開いており、いつでも入園できる。バラに詳しい青山美奈子さんは「早朝はバラの香りが素晴らしく、ぜひ、体験してほしい」と朝の散策を薦める。

 青山さんがばら園に咲くバラについて解説した連載【貴方を薔薇に会わせたい】はこちらから。

▲ライトアップされた夜も美しい

バラソフト、バラジャム販売

 園内ではバラの苗を販売する。売店や近くの飲食店ではバラソフトやバラジャムなどを購入できる。

 5月11日10時30分から、バラが好きなイラン出身のタレント、サヘル・ローズさんのスペシャルトーク「薔薇への想い。」が開かれる。

 このほか、ソプラノとピアノのコンサート(6日)、アコーディオン演奏(10日)、前橋産の切り花販売(24日)など多彩なイベントもある。

▲バラソフトはぜひ食べたい

春のばら園まつり

お問合せはこちら
027-232-2891
・期間 5月3日(土)~5月25日(日)
・会場 敷島公園門倉テクノばら園