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前橋の水 マイボトルで飲もう
市有施設に専用給水スポット
2025.04.28
ペットボトルの使い捨てをやめマイボトルの利用を促進するため、前橋市は市役所や前橋プラザ元気21など4施設にマイボトル専用給水スポットを設置した。ペットごみ削減を目的とした実証事業。冷たい水と常温の水を無料でマイボトルに補充できる。
水道直結サーバーで美味しく
給水スポットを設置しているのは前橋市役所本庁舎1階、前橋プラザ元気21の1階と3階、児童文化センター、K❜BIXまえばし福祉会館。クールシェアスポットとなる公共施設や子供が集まる場所を選定した。6月中までにさらに5カ所増設する。
実証実験は浄水サーバーのレンタル事業を展開するウォタースタンド(さいたま市)からの提案を受け、「プラスチックごみ削減の推進に関する協定書」を締結し実施する。
▲協定書を取り交わした小川市長とウォータースタンド常務の近藤紀行さん
ウォタースタンドの浄水サーバーは浄水タンクを交換するタイプではなく水道直結型。特殊フィルターを通すことで市販のペットボトルの水と同じ水準の浄水を作り出せるという。
同社は浄水タンクを提供するとともにフィルター交換といったメンテナンスを無償で行う。水道代、電気代は市が負担する。
同様の取り組みを全国の自治体と実施しており、長野県諏訪市では1年間に500㍉㍑換算で1万2000本のペットボトルを削減できたと試算している。
群馬県内では館林、藤岡、吉岡、上野の4市町村で取り組んでいる。
前橋市の小川晶市長は「マイボトルを持っている人が多くなっているが、継ぎ足す場所がなかった。マイボトルの普及につながる。熱中症予防ためにも施設利用者に使ってほしい」と期待する。
市役所は市民課の窓口近くに置いている。よく利用するという職員は「地下の売店が3月でなくなり、ペットボトルの水を購入出来なくなったので重宝している」と歓迎している。
▲前橋市役所に設置されたマイボトル専用給水スポット


