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前橋と東京を「かんます」
中心街の路地裏に交流拠点

2025.02.28

前橋と東京を「かんます」
中心街の路地裏に交流拠点

 前橋市中心街の築50年の空き家をリノベーションした地域活性化の交流拠点「GALYEA(ガレア)前橋」が完成、3月8日に開業する。都内から移住した35歳の男性と仲間が運営。コワーキングやイベントの空間として開放するとともに、中心街や赤城山への玄関口としての利用を呼びかけ、首都圏からの交流人口を増やす。初日はオープニングイベントを企画している。

都内から移住した大和さん主宰

 ガレア前橋を主宰するのは群馬地域活性化団体「かんますべー」の代表、大和隆生さん(35)。
 都内で働いていた大和さんは高崎市出身の奥さんが群馬県内に転職したのをきっかけに3年前に高崎市に移住した。
 「地元の人と気軽に触れ合いたい」との思いから、昨年9月、オンラインによるコミュニティー「GALYEA」を立ち上げた。群馬県内外の10代から50代まで幅広い世代が集まり、これまでに144人が参加。中学2年生が写真部を作るなど、メンバー1人1人が主役となり交流を深めてきた。

▲すっかり前橋ファンになった大和さん

 東京生まれの東京育ちで、「草津が群馬だったことも分からなかった」大和さんだったが、県内で暮らし活動するうち、前橋の魅力に気が付いた。

 「アートでお洒落な空間があれば、田舎を感じられる商店街もあるし、ちょっと車を走らせれば赤城山という大自然がある」と絶賛。都内の仲間からも前橋の中心街が話題になっていることを聞かされ、実際に触れ合える拠点づくりを思い立った。

コワーキングやイベントに

 こうして誕生したガレア前橋は五差路の近くでJR前橋駅前から徒歩8分。けやき通りからわずかに東に入った路地裏にあり、外観は民家と変わらない。

▲外からは普通の家にしか見えない

 オンラインのメンバーの「秘密基地」にするとともに、だれでも気軽に利用できる空間にするため仲間と協力してリノベーションした。
 2階建てで1階はリビングスペースと個室があり、テレワークやオンライン会議に利用できる。
 2階はオープンスペースになっており、ヨガ体験、お茶会、ゲーム大会などさまざまなイベントを開ける。

 

▲1階のリビングは群馬色で彩られている

▲2階のオープンスペースはイベントも開ける

▲規格外のトマトで作ったジャムも販売する

▲伊勢崎銘仙のクッション

 伊勢崎銘仙を使ったクッションや館林産のオリーブのお茶など、大和さんの琴線に触れた群馬の特産品も販売し収益につなげる。

 利用料金は基本料金が1回500円。「ここに来てよかった、楽しかったと気に入ってもらえたら、1000円までお支払いください」と「投げ銭」を期待し地域の人と活用。さらに、「都内から2時間かからずに前橋駅まで来られる。ここを拠点に中心街や赤城山へ足を運んでほしい」と県外からの来客も歓迎している。

店舗情報

GALYEA(ガレア)前橋

お問合せはこちら
070-8940-6288(大和さん)
住所 前橋市本町2-19-4
営業時間 9時~22時
定休日 年中無休
メールアドレス press.gunma@gmail.com
ホームページ http://galyea.space.fieldworksensei.com/

GALYEA前橋オープンイベント&お茶会

・日時 2025年3月8日(土)

    14時~16時

・会場 GALYEA前橋

・定員 10人程度

・参加 500 円

・申し込み こちらから