赤城ラーメン
ああ、瞼の100円ラーメン

　赤城南麓、芳賀団地のレトロな商店街にあります。かつては寿司店や洋食店、スーパー、美容院が入居し、にぎわっていたようです。すっかり灯が消えてしまいましたが、こちらの店は元気です。
　昭和に一世を風靡した「上州ラーメン」の流れを汲む一軒。先代が国領町にあった支店で修業したそうです。国領店は「100円ラーメン」がありました。
　メニューを見ますと…。安い。安いですね。ラーメンはワンコインでお釣りがきます。

　ラーメンをいただきましょう。チャーシュー、メンマ、ナルトにワカメ。大量のネギのみじん切りがスープに浮いています。瞼の100円ラーメンです。
　スープはカエシが強めです。細めのストレート麺。チャーシューは脂身が多く甘みがあります。これも変わりませんね。懐かしくなってきました。

　エビチャーハンの「半」を付けました。プリプリのエビが２個。塩味のさっぱりした味付けです。ラーメンと交互に夢中で平らげました。
　上州ラーメンといえば、の雷ラーメンもあります。粗挽きの豚肉にハクサイ、シイタケ、ニラ、タケノコ、コンニャクと上州名物がぎっしり。激辛だけど、卵でとじられてまろやかな味わいです。

　一品物も充実していて、宴会使いができます。エビチリの990円が最高値で、どれも1000円以内。そして、何を食べても美味しい。
　酢豚は甘さ控えめで肉も野菜もサクサク。絹ごしを使った麻婆豆腐は柔らかく優しい辛さ。大きな唐揚げはしっかり味が付いています。

　外せないのは餃子。皮は焼き目がカリッとしていてそれ以外はモチモチ。餡はニラが多めで、あっさりいただけます。