不思議な雑貨屋さん現る
スズラン新館２階に14日開店

　店舗は新館２階のエレベーターホールにある。営業時間外に入れないように鉄格子のような柵で囲まれており、風変わりな雰囲気の中、買い物を楽しめる。

　オリジナルグッズは店名にしたチョップスティックス（箸）をブランディングしたTシャツや床に敷くラグマット、ノート、クリアファイルがある。変わり種は作って遊べる鏡餅のプラモデル。どれも一癖あるデザインが楽しい。10月の前橋BOOK FESで販売したキャップとTシャツもある。

　ハイロックさんの収集品にはバブル期にメーカーがノベルティーにしたスケルトンカメラやマグカップといったレアな「企業モノ」があり、マニアにはたまらない品が見つかりそう。

　ドイツ旅行で見つけた瓶入りのドリンクは別売りでソープディスペンサーやオイルディスペンサーがあり、再利用できて環境にも優しい。

　「意味を持たせることを大切にしてきたが、そういうビジネス脳を破壊したかった。あって当たり前の箸もちゃんとデザインすればかっこよくなることを発見してほしい」。そんな願いを込めた店だ。

　営業は金曜、土曜、日曜のみ。年内は12月28日が最終日。年明けは１月10日から。

　世界的なデザイナー、NIGO®︎さんの弟子であるハイロックさんは2016年から活動の拠点を故郷の前橋市にしている。スタッフが増えて手狭になったことと「めぶく。」中心街を盛り上げるため、2024年11月、スズラン前橋店新館の２階全フロア（660平方㍍）を借り受けて新しいオフィスとしている。

　店舗から見られる観葉植物の多いオフィスは集中力を高め、のんびりもできるテントが張られ、意味もなく卓球台が置かれるなどオフィスらしからぬデザインとなっている。　

　「アートやクリエイティブな仕事に興味があったらインターンに来てほしい」と“新鮮力”を求めている。