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中央通りにシェアキッチン&レンタルスペース
2024.03.06
前橋中央通り商店街の喫茶店、Coffee House Sheepでは、「TANAKO SHEEP」と名付け、カフェの営業時間外に店舗と設備の利用提供を開始した。場所は中央通り商店街のほぼ中央に位置するビルの2階で、好立地。現在同商店街の理事も務めている店主の中嶋有亮さんは、マチナカでチャレンジしたい人、「場所」が欲しい人などに「ぜひ利用して」と呼びかける。(取材/柁原妙子リポーター)
お店をそのまま使えます
利用対象となるのは、教室やワークショップ、小会議、友人との集会、お店のお試し営業など。時間は18時から翌1時までと夜の時間帯だが、木曜のみ昼間も使用可能。価格は、厨房利用無しの場合、1日2500円、厨房利用ありは1日3500円。
店内の広さは約15畳。テーブルは4人掛けが3卓と椅子12脚。店に入って正面にカウンター席と、商店街を見下ろせる窓際にも席があり、カウンターチェアは6脚。
食事を提供する場合、食材は持ち込みとし、ガスコンロ、冷蔵庫、炊飯器、オーブンレンジ、鍋、フライパンなどの、店舗にある調理道具全てが利用可能。グラス、皿、カトラリーなどの食器は12人分、こちらも全て利用できる。
中嶋さんが1人3,000円で料理6品を用意するオプションも用意している。
商店街に共生社会と賑わいを
作業療法士の資格を持つ中嶋さんは、「障害のある人と垣根なく一緒に働ける場所を作りたい」という強い思いを抱き、病院勤務から転身。洋食店でのアルバイト経験を活かしてカフェを始めた。これまでに視覚、聴覚、知的に障害を持つ人を従業員として雇い、力を合わせて店を切り盛りしつつ、作業療法士としての活動も続けている。
現在の店舗は、以前カフェを営業していた持ち主が「空き店舗のままでは商店街に申し訳ない」と貸し出されたもの。そのスピリットを引き継ぎ、中嶋さんも「TANAKO SHEEPが、中央通り商店街の賑わいの一助になれれば」と期待している。
何かやりたいと思っている人、まずは気軽に相談してみては。