なかや商店
「前橋の新名物」かつむすび

おにぎりを豚肉で巻いて油で揚げた「かつむすび」。テレビや雑誌に紹介され、すっかり全国区になりました。T-1グランプリは初参戦。王者となり、名実ともに「前橋の新名物」を目指します。

T-1用のかつむすび２個セットはソース味と醤油味。１個160㌘ほどあり、結構なボリュームです。

ハンバーガーのように包み紙に入っていますので、大きな口を開けてがぶり。ソースや醤油に浸していますが、衣はサクサク。油っぽさは感じません。

かつに使うロース肉は火が通るように薄く、脂身をかなり削ぐそうです。脂好きにはもったいないと感じるひと手間が多くのファンをつかむ秘訣かも。上手く噛み切れ、ご飯と一緒に食べられます。

ご飯はチーズでしょうか、薄味が付いています。ご飯だけでも旨い。米は前橋産のひとめぼれ、「サクラサク」。何だか、縁起のいいブランド名ですね。

ソース味は酸味が効き、醤油味は甘じょっぱく親しみやすい。ぜひ食べ比べしましょう。

カツ丼もあります。３枚入り、ソース、醤油、あいもりを選べます。あいもりはどちらを２枚にするか、悩みどころ。激辛ソースカツ丼も加わりました。

かつむすびは「食べ歩きができるカツ丼」をコンセプトに2011年に誕生しました。「家族全員で考え、常連の高校生に何度も試食してもらって完成しました」とオーナーの中山啓さん。「場所も時間も超越して、どこでもいつでも美味しく食べられるように」と冷凍食品の開発にも成功しました。

なかや商店はテイクアウト専門ですが、両親が切り盛りする千代田町の「かつどんなかや」は出来立てを味わえます。カツ丼もいいのですが、昔懐かしい黄色い「昭和カレー」がお薦めです。