【石川知恵子の１月の絵本】
『騎士とドラゴン』（ほるぷ出版）

「まほうつかいのノナばあさん」でも有名なトミー・デ・パオラさんの1980年にアメリカで出版された絵本です。

どんなお話かというと…

昔、あるお城に騎士がいました。騎士はドラゴンと戦ったことがありませんでした。

少しはなれた洞穴に、ドラゴンが住んでいました。ドラゴンも　騎士と　戦ったことがありませんでした。

騎士は、お城の図書室から本を借りて勉強し、鎧をつくり、剣を研ぎ、弓矢も作って、戦い方も自主練習。

いっぽう、ドラゴンも洞穴の奥から「騎士とのたたかいかた」な本をひっぱり出して　しっぽを振り回す練習や鏡を覗きこんで怖い顔の練習、火の吐き方もマスターしました。

どちらも　準備が整って…

いざ　勝負！！

しかし　ふたりとも大失敗して　さんざんな姿になってしまいました。

そこに通りかかった　賢い司書（？）さんが、それぞれにぴったりの本を薦めてくれたので…

ふたりの特技を活かしたとっても楽しい結末に。

面白いだけじゃない　考えさせられる絵本です。

新年にぴったりのおせち料理や七福神の絵本、また今年の干支である「龍」や「ドラゴン」が登場するかわいい絵本を揃えて、特設コーナーを作りました。

家族みんなで楽しくお正月の伝統や文化を学べる絵本もあります。

他にも今月は、「言葉あそび」の絵本を集めたコーナーを企画中です。

※新年は１月９日から営業します。