ヒュン ビオ　
ハノイ生まれの店長が腕を奮う

今年８月、ベトナム・ハノイ生まれのド・ドゥック・フンさんが開いたお店です。

各テーブルには酢漬け竹の子、ヌックマム（魚醤）、ホットチリというベトナムの調味料が置かれています。異国情緒漂いますね。

ランチのAセットをいただきました。米粉でできた麺料理「フォー」とベトナムのサンドイッチ「バインミー」がセットになっています。

「パクチー、大丈夫ですか？」と聞いてくれたのはありがたかった。実は苦手なんです。

連れは大のパクチー好きのため、「料理には要れず、別皿でください」とお願いしました。

フォーは牛肉と鶏肉から選べます。牛肉にしました。大判のチャーシューみたいな牛肉が４枚乗っています。澄み渡るようなスープが美味しい。麺は柔らかくてベトナム流という感じ。

バインミーは細長いパンに、ダイコンとニンジンとキュウリ、ミンチ肉がはさんであります。味付けはチリソースかな。

パンはフランスパンみたいだけれど、中は柔らか。日本のパンとは違います。「知り合いに頼んで焼いてもらっている」のだそう。ダイコン入りのサンドイッチって日本では考えられないけれど、どうしてだろう、本当に美味しい。全体のバランスが良い感じです。

デザートはココナッツミルクのゼリー。かき氷も乗っています。気分は常夏ですね。

店長のフンさんは29歳。10年前に語学を学ぶために来日。川原湯温泉の旅館などで働いたのち、得意の料理の腕を生かして、お店を開店したそうです。

「奥さんとお腹の子どものためにがんばらなくちゃ」と明るい笑顔。

メニューにはベトナムの郷土料理がいっぱい。牛肉の酢鍋、アヒル鍋など、不思議な鍋料理も並んでいます。アヒル鍋、ちょっと怖いけれど、挑戦してみたい気もします。