gourmet

食べたい

金沢カツカレー
元祖「チャンカレー」あります

2023.08.23

早くて安くて旨くて懐かしい

金沢カレーの元祖「カレーのチャンピオン」のカレーを味わえます。なぜか。答えは後ほど。

券売機で好みのカレー、量、トッピングを選び、厨房の窓口に持って行きます。カツカレーが650円からとは安いですね。これは楽しみ。番号札を渡されたら、席に着きます。待つこと5分。「3番の札の方、お待たせしました」と声が掛かりました。

▲こげ茶色したカレー。濃厚であり、スパイシーです

噂通り、ステンレス製の舟形皿できましたよ。カレーの上にカツがのせられ、ソースがかかっています。カツの上にカレーはありません。たっぷりのキャベツの千切りと福神漬けが添えられています。

まずはカレーを。黒っぽく、どろっとして、見るからに濃厚そう。給食でお世話になった先割れスプーンで一口。強く深い旨みを感じます。ご当地カレーだけに、シンプルだけど独特な味わいです。

▲揚げたてのカツ。トッピングはいろいろありチキンカツも人気でした

カツはあまり厚くありません。でも、このカレーには分厚いカツより合います。スプーンの先で刺してカツだけ食べてもよし、カレーライスと一緒でもよし。これも金沢カレーの決まりかもしれませんね。

金沢カレーの灯を守る

ワンオペで店を運営する塚本一朗さんは金沢生まれ。チャンピオンのカレーを食べて育ち、チャンピオンを全国展開する会社に勤めました。新前橋駅近くに進出した店舗で店長をするため前橋に転勤。3年前に店は撤退しましたが、「金沢カレーのファンが増え、このまま続けたい」と一人残りました。

▲金沢カレーを愛してやまない塚本さん

本社から送られるルーを使うので、味は本場と同じなのです。

なぜか、「北海道カレー」もメニューに。「札幌で店長をしていたとき、よく食べたカレーを取り寄せています。自分が食べたいから」と塚本さん。カレー紀行を楽しみましょう。

▲カレーは中辛と甘口の2種。テイクアウトのほか、お土産もあります

▲北海道カレーはまろやか。温泉卵をトッピングしました

店舗情報

金沢カツカレー

住所 前橋市南町2-50-1
営業時間 11時~15時、17時~21時
定休日 火曜