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カラオケは地球を救う
まえばしワールドカップに7カ国23組

2023.06.18

カラオケは地球を救う
まえばしワールドカップに7カ国23組

前橋市で暮らしている外国人がカラオケで日本の歌を歌う「まえばしカラオケワールドカップ」が6月18日、前橋中央イベント広場で開かれた。アジアを中心に7カ国23組がステージに上がり、習いたての日本語で一生懸命に日本の歌を歌い上げた。学生の部はグエン・ホン・トゥオンさん、社会人の部タン・アン・スンさんのベトナム勢が優勝した。

ベトナム勢が2部門制す

いきものがかりの『SAKURA』を選曲したグエンさんは曲に合わせてピンク色のミニスカートでステージに上がり、情感を込めてしっとりと歌い上げた。優勝が決まると「とても気持ちいいです。ありがとうございました」と満面の笑顔で話した。

▲「SAKURA」のような衣装で歌い、学生の部で優勝したグエンさん

▲タンさんは2度目の挑戦で社会人王者になった

昨年に続いて出場したタンさんは菅田将暉の『さよならエレジー』を熱唱、会場に手拍子を求めるパフォーマンスもみせた。2人は同じ日本語学校の生徒と職員。大会に向けてアクエル前橋内の「まねきねこ」で特訓したといい、タンさんは「今週は3回歌った。練習の成果が表れた」と喜んでいた。

真夏並みの暑さの中、客席は職場や学校の仲間が駆けつけ、熱気ムンムン。名前を書いたプラカードを掲げたり、名前を連呼して一緒に盛り上げた。

▲浴衣姿で応援する観客

▲学生の部で3位に入ったロシアのワタナベ・タチアナさん

▲社会人の部で入賞したグエン・ティ・ウェン・ニーさん。ベトナムの帽子を薦めた

浴衣サービス、世界の料理

ボランティアによる浴衣の着付けサービスもあり、初めて着る浴衣姿を写真に撮り、母国の親族に送る外国人もみられた。

会場には出場者のアジアを中心とした料理のキッチンカーは並び、台湾風のかき氷が人気を集めていた。

カラオケワールドカップは外国人と相互理解を深め、出身地や国籍に関係なくだれでも輝ける地域社会づくりを目的に開いている。

▲タイやモンゴル、香港の料理を味わえた

▲天然ハーブを使ったタトゥー体験も人気を集めた

▲勢多農高郷土芸能部もよる太鼓演奏

▲日本アカデミーの有志によるだんべぇ踊りも盛り上がった