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「道の駅まえばし赤城」で台南フェア
6月にも前橋市が企画

2023.04.28

「道の駅まえばし赤城」で台南フェア
6月にも前橋市が企画

「道の駅まえばし赤城」(前橋市田口町)で6月に台南フェアを開く計画が進んでいる。マンゴーをはじめとするフルーツや特産品の販売、名物料理を並べた夜市の再現で台湾第二の都市、台南市に旅した気分を味わってもらう趣向。前橋市役所を4月28日に表敬訪問した台南市政府消防局関係者に山本龍市長が提案、台南側も歓迎した。

マンゴー販売や夜市の再現

黄輝林消防局専門員をはじめとする消防局一行36人は4月25日に来日、友好都市であるみなかみ町で消防や観光関係者と交流を深めてきた。草津温泉や都内で観光を楽しみ、30日帰国する。

山本市長への表敬は代表11人が参加した。市長が5月7日から3泊4日の日程で台南市などを訪れると告げると、黄さんは「ぜひ、消防局に寄ってください。日本時代の建物です」と要望。その場で日程を確認し訪問を決めた。

▲土産を交換する山本市長(右)と黄さん

山本市長は「美味しいマンゴーやパイナップルを販売してもらったり、いろいろな交流が始まればうれしい」と交流の加速を歓迎、道の駅でのフェアを実現するよう準備しているとした。黄さんは「前橋市とのご縁が永く続くこと願います」と期待した。

市長への表敬後、一行はイタリア料理のスパジオ・ディ・ルッソ(前橋市大友町)で昼食を取った。台湾の人の好みに合わせて特別に用意したチキンカチャトラ、和風キノコパスタが好評で、「好吃(ハォチー)=美味しい」を連発していた。

▲和風パスタが好評だった昼食

日本統治下に台南市長として文化財保護に尽力した羽鳥又男や台湾の衛生・医療行政に貢献した羽鳥重郎が富士見町の出身という縁で両市は交流を深めている。赤城山頂で昨年8月に開かれた「赤城山らんたん祭り」の際は、台南市消防局が現地の子供が手描きした大型提灯を送ってくれた経緯がある。

▲赤城山らんたん祭りで飾られた台湾の大型提灯