play
遊びたい
「前橋めぶく。ビール」で乾杯
街中で育てたホップ、出来立て味わう
2022.10.16
前橋市中心街で栽培したホップを使って醸造したクラフトビール「前橋めぶく。ビール」が誕生、10月16日、前橋中央イベント広場で完成イベントが開かれた。ホップを大量に使った香りと苦みが強い独特のビール。山本龍市長も駆けつけ、会場に集まったビール好きと乾杯した。
フルーティーで強い苦み
IPA(インディア・ペールエール)という醸造法で造られたビールは「雷」や「空っ風」をイメージできる、まさに前橋生まれのビール。感想を求められた黒田桂子さんは「フルーティーで、後から苦みが感じられる。とても美味しい」と絶賛していた。
「街中でビールが造れないか」。中央通りに婦人服と化粧品の店を構える大橋慶人さんらの夢から始まった。「前橋まちなかホップ・コミュニティ・プロジェクト」を結成、クラフトビール造りに挑戦した。
4月にホップを植え、中央通りなどで栽培した。8月に収穫、埼玉県のブルワリーで180㍑醸造。出来立て新鮮なビールが2日前に届けられた。
大勢の来場者を前に大橋さんは「『めぶく。ビール』の名称通り、すっきりして新鮮です。街中で育てたホップを使い、街中にできるブルワリーで醸造し、街中の店で飲める循環を作りたい」と宣言した。
前橋初となるブルワリー「ルルルなビール」は馬場川近くに完成する予定。代表の竹内躍人さんは「今年中にビアバーを開き、年明けにはオリジナルビールを提供したい」と構想を語った。
プロレスやライブでにぎわう
ビールの完成イベントは「まえばしスマイルフェス」の一環として開かれた。
会場では大日本プロレスの興行やドローン体験、音楽やダンス、大道芸のライブが開かれた。ローストビーフ丼や焼きそばなどのキッチンカーも集まり、出来立てのビールとともに味わっていた。