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【萩原朔美の前橋航海日誌vol.14】異文化交流

2022.08.08

【萩原朔美の前橋航海日誌vol.14】異文化交流

深夜のコンビニで、留学生がバイトしている姿にいつも感動する。私だったら、異国の地でお釣りを間違えなく渡せるはずがない。文化の違い、日常生活の違い、習慣、言語の取得。差別もあるだろ。考えただけで眩暈がする。大変な忍耐と努力が必要だ。

最近、異文化に対して不寛容な雰囲気が増大している。対立を煽る風潮が情け無い。前橋は、国際交流、異文化共生社会の推進を掲げている都市だ。世界の応接間が前橋だ。今、前橋の姿勢がじんわりと、ボディブローのように万人に利いてくることを望むばかりだ。

そう思って前橋を歩く。するとどうだろう、歩道では異文化交流のような異種交流が盛んではないか。思わず笑いが溢れてしまう。前橋の歩道は、共生社会を実現化した美しい庭なのだ。

Sakumi Hagiwara