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ぽんちゃん 堂々の入賞
世界絵画大賞展で色彩賞
2026.07.16
多様な技法の平面作品を対象にした公募展「第22回世界絵画大賞展」で、自閉症スペクトラム症のある前橋市の高校生アーティスト、ぽんちゃんこと廉奉道(レン・ポンド)さん(17)が入賞した。作品は大好きなネコをアクリルで描いた6枚組の「色の中のねこ」。審査員からは「心の支えになる絵」と高く評価された。
山口晃さんが絶賛
世界絵画大賞展は国籍や年齢を問わず、油彩、水彩、アクリル、版画、ミクストメディアなど技法も自由な公募展。今回は1066点の応募があり、入賞はわずか55点。ぽんちゃんは協賛社賞のターナー色彩賞を受賞した。
審査員には群馬県ゆかりの画家、山口晃さんも名を連ね、講評では「大賞に推したかった。心の支えになる絵、家に持ち帰りたくなる絵」と絶賛した。
3歳から絵を描くアーティスト
ぽんちゃんは絵画カードで家族と会話するのがきっかけで絵に興味を持ち、3歳から描き始めた。動物やディズニー映画のキャラクター、スーパー戦隊、機関車と好きな対象が順々に巡ってきて、夢中でキャンバスに向かう。ネコはずっと好きなモデル。
▲いたずらっぽさのあるアーティスト
受賞作はJINS PARK(ジンズパーク)前橋で昨年開いた個展に出品したネコのタペストリーの原画。6色のアクリル絵の具を駆使した6枚の絵を組み合わせた。「うまく描けたね」と声を掛けると、「うん、できた。大変だったけど」と得意顔で答えた。
▲ネコのタペストリー
▲受賞作「色の中のねこ」
小川市長に絵をプレゼント
ぽんちゃんは7月16日、両親とともに前橋市の小川晶市長を表敬訪問、「市長さん、こんにちは。入賞した僕の絵を見てください」と挨拶した。
ぽんちゃんファンの小川市長は「『前橋のぽんちゃん』が遠くに行ってしまったよう」と一抹のさみしさをにじませながら、「純粋に元気をもらえる作品。これからもたくさん絵を描いて素敵な思いを伝えてください」と激励。ぽんちゃんから1枚の絵をプレゼントされ、笑顔を広げていた。
▲小川市長に絵をプレゼント
お母さんの金里香(キン・リカ)さんは「障害は関係なく、絵だけで勝負し受賞させてもらったことに意義がある」と大喜び。
お父さんの廉賢大(レン・ケンダイ)さんは「周りの支えと妻の熱意があって作品が花開いた」と感謝の言葉を述べた。
▲お父さんのTシャツもぽんちゃんのデザイン


