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【聞きたい 腰高博さん▶2】
47都道府県コンプリートへ
2026.05.09
米国を足掛かりに世界展開を視野に入れるカラオケチェーン「まねきねこ」。国内でも攻めの姿勢を崩さない。年内に47道府県すべてに店舗を展開、人口減少が進む地方でもカラオケ文化のインフラと位置付けロードサイトへの出店を進める。発祥の地では「群馬県35市町村対抗ガチ歌NO.1決定戦」を始める。
高齢者の生きがいに
――日本国内は45都道府県に「まねきねこ」の看板があります。残りは2県。
和歌山県と鳥取県ですね。出店準備は進めており、47都道府県をコンプリートできます。
和歌山は和歌山市、鳥取は鳥取市か米子市で調整しています。秋にはオープンできるでしょう。
全国制覇は果たさなければならない。価値が高いんすよ。45と47では全然違う。全国すべてにあると、いろいろな業界の企業からコラボのオファーがでてきます。新製品のテスト販売とか、アンケートとか。膨大な顧客データを持てますからね。
――コロナを挟んで首都圏に積極的に出店攻勢をかけていました。今後の見通しは。
駅前の繁華街は家賃が急騰してなかなか厳しい。空き物件も少ないですね。2つの出口があって片方しか店舗がない駅前にもう1つ出すくらいでしょう。北口店に加えて、南口店を新たに出すといった感じで。
それと、昨年11月に店舗事業を買収した「JOYSOUND(ジョイサウンド)を6月から、「KARAOKE GLANZA(グランザ)」のブランドに切り替え、高価格帯の店舗にしていきます。
ただ、それよりも、もう1度、地方のロードサイドに目を向けようと考えています。
――都市部の方が利益率は高そうですが。
確かにそうです。でも、地方は出店を歓迎されるんですね。よく来てくれたと。オーナーからも利用者からも喜ばれる。そういうことがしたいじゃないですか。
前橋の店の話ですが、奥さんに先立たれ一人暮らしをしていた友人のお父さんが晩年、毎日のように通ってくれました。歌うことが、うちに通うことが生きがいになり、スタッフに親切にしてもらったことがすごくうれしかったと感謝していただきました。
――午前中は特にお年寄りを見かけます。
ご高齢の方がカラオケをすることで、孤立することなく社会と繋がりを持てるんです。歌うことは嚥下防止や脳トレ、ストレスの発散にもなります。
「われわれの仕事は社会貢献になる」。従業員にはそんな誇りを持って仕事をしてもらっています。
高校生の2人に1人が会員
――若者にも人気があります。
高校生でうちの会員になっているのは150万人ほど。日本の高校生は300万人程度ですから、2人に1人は会員という計算になります。
――それはすごい。
高校生で「まねき」を知らない人はほぼほぼいない。それは財産ですね。
室料が0円になる「ZEROカラ」を利用するので、いまは正直言って商売にはなりません。でも、ライフタイムバリューで将来にわたってファンになってもらおうというのが目的ですから構いません。むしろ、歓迎すべきことです。
▲群馬テレビの中川伸一郎社長とコシダカHDの腰高理志執行役員
――群馬テレビと組んで、「群馬県35市町村対抗ガチ歌NO.1決定戦」を始めますね。
地区ごとに代表を選出し、最終的に群馬県NO.1の歌い手を決める県民参加型エンターテインメントです。親交のあるヒデちゃん、ぐんま大使の中山秀征さんにスペシャルサポーターをお願いしました。
もう、各店舗で予選が始まっているので、みなさんぜひ参加してください。
群馬県はコシダカにとって特別の地。「上州ラーメン」を展開していた父の代からずっとお世話になっています。カラオケを通して、郷土愛を育み、健康寿命を延ばしていただければ幸いです。
群馬県35市町村対抗ガチ歌NO.1決定戦
県内35市町村の代表がカラオケで真剣勝負を繰り広げる。地区ごとに代表を選出し、最終的に群馬県NO.1の歌い手を決める。12月の決勝は群馬テレビが生放送する。参加希望者は7月31日までの期間中、「まねきねこ」の店舗で持ち歌を歌い、カラオケ機器の採点機能を使った採点画面と歌唱映像を撮影して応募する。


