watch
見たい
生き物の「視線」に出会う
8日から土田陽介さん写真展
2026.05.06
動物写真家、土田陽介さん(40)の写真集「Tender Sight」出版を記念した写真展が5月8日から10日まで、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)で開かれる。水中の生き物や小鳥、小動物など、日本国内で撮影した作品を展示する。写真の中の生き物の目と観覧する人の目が合うように工夫を凝らす。
(取材/堀口知子リポーター)
写真の中で命が見つめ返す
赤い水中生物の表情、青い羽を持つ小鳥の澄んだ目。普段は間近で見ることの少ない姿をとらえた作品を紹介する。小さな魚や鳥も大きく引き伸ばすことで、肉眼では気づきにくい色や質感が浮かび上がる。
撮影地は群馬をはじめ、長野、新潟、栃木、埼玉、茨城など。いずれも国内で撮影、身近な自然の中にも多様な生き物が生きていることを伝える内容となっている。
土田さんは生き物の目や表情、体の模様を重視して撮影している。「人間が観察している以上に、向こうもこちらを観察している」。写真の中の視線に気づいた時、生き物との距離が少し縮まる。
▲アゴアマダイ
▲海中のウミウ
▲コウノトリが映った水面
生き物好きが写真家に
幼いころから生き物が好きだった。虫を捕まえたり、鳥を観察したり、図鑑を読み込んだりしてきた。海外での移住経験もあり、日本とは違う景色に魅入られていた。
カメラを始めたのは約10年前。きっかけはダイビングだった。図鑑でしか見たことのないような生き物や珍しい瞬間に出合い、「この姿を残したい」と思うようになった。コンパクトカメラで撮影した写真をコンテストに出すと入選が続いた。中古の機材をそろえ、本格的に撮影を開始。これまで美術展やフォトコンテストでの入選作品は100点を超える。
今回が初の個展。これまではグループ展への出品が中心だったが、作品の蓄積を受けて開催に踏み切った。写真集に載っていない写真も含めて80点以上の写真の展示になる予定。
▲初の個展では、いろいろな生き物の表情に出会える
初の個展、生き物の「目」に注目
最初に見てほしいのは、生き物の「目」だと語る。狙った生き物だけを追うのではなく、その場で出合った生き物との偶然を大切にしながら撮影しているという。
「普段気づかないだけで、日本国内にも面白い生き物がたくさんいる。写真をきっかけに、少しでも興味を持ってもらえたらうれしい」と来場を呼び掛けている。
▲オオダイガハラサンショウウオの幼体
▲まだ見ぬ景色や生き物に会いに行こう
「土田陽介写真集~Tender Sight~」出版記念写真展
- お問合せはこちら
- 027-231-2479
| メールアドレス | tsuchida5567@gmail.com |
|---|---|
| ・日時 | 2026年5月8日(金)~10日(日) 9時~17時 |
| ・会場 | 昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館) |
| ・主催 | 土田ヨウスケ PHOTO OFFICE |
| ・入場 | 無料 |


