watch

見たい

前橋テルサ解体 広場に
小川市長「手続き進めていく」

2026.04.10

前橋テルサ解体 広場に
小川市長「手続き進めていく」

 休館中の前橋テルサについて、小川晶市長は「解体に向け手続きを進めていく」と改めて解体する方針を示し、中心街の再開発事業に伴い閉鎖される予定の中央イベント広場の代替地とする考えを明らかにした。4月10日に開かれた定例記者会見で質問に答えた。

将来像は「決まっていない」

 前橋市内で4月4日に開かれた市民シンポジウムで、前橋市の事業提案型公募に応募し不採択となった事業者4社のうち2社が発表した事業内容についての感想を求められると、「報道されている内容と参加した市職員から報告を受けている」とした上で、「私からはここがよかったとか、どうこうということを答えるものではないかなと思う」と評価を避けた。

▲前橋テルサ解体の方針を改めて示す小川市長

 3度目の公募が不調に終わり、優先交渉権者が決まらなかったことから、「解体に向けて市議会に必要な費用や手続きを上げていく」と説明した。

 解体後の跡地利用については、「現状では再開発の広場の代替として活用することになり、再開発と合わせて進めていく」と指摘した。

解体に大きなネック

 将来的な利用策について、小川市長は「現状では特段どうしようというところまでは決まっていない」としたが、そうは言っていられない事情がある。

 前橋市は2026年度中に補正予算で解体に掛かる費用を計上、入札で業者を選定するが、解体の方法が大きな問題になる。

 専門家の話によると、前橋テルサは地盤の強度や建造物の重量から地下に相当の数の鉄柱が埋め込まれている。跡地を将来的に利用し建造物を建てるにはこれらをすべて撤去しなければならないが、解体費は膨大な金額になるとされている。

 一方、鉄柱を残して建造物だけを解体する場合は費用こそ抑えられるものの、跡地は建物のない広場や駐車場としての利用に限定されてしまう。

▲解体にも問題が浮上している前橋テルサ

 中心街の西の玄関口にあたる前橋テルサの跡地が高度利用できなくなれば、中心街全体の活性化に影響を及ぼすのは避けられない。

 改めて活用策を検討することも含め、市の判断が注目される。