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解体か、再生か
前橋テルサ、みんなで考える

2026.03.27

解体か、再生か
前橋テルサ、みんなで考える

 解体か、それとも再生か―。前橋テルサの行方をめぐる議論が市民の前で開かれる。都市再生推進法人・一般社団法人前橋デザインコミッション(宇留賀敬一代表理事)は4月4日、前橋プラザ元気21で「前橋テルサと中心市街地の未来を考えるまちづくりシンポジウム」を開く。

行政と市民に温度差

 休館中の前橋テルサについて、小川晶市長は3月13日の定例記者会見で「解体するしかない」と明言した。3回にわたる民間活用の公募が不調に終わったことを受け、2026年度中に解体する方針を示した。

▲前橋テルサ解体の方針を示した小川市長

 一方で、複数の事業者から活用提案が出されていた経緯や審査過程が非公開だったことに対して、疑問視する市民もいる。

 3回目の公募の最終審査の前には前橋中心商店街協同組合主催の市民集会が開かれ、活用を求める声が多く寄せられた。行政の判断と市民の受け止めとの間には温度差がにじむ。

▲テルサ存続を求める市民は多い

公募参加事業者がプレゼン

 今回のシンポジウムでは、テルサを軸に中心市街地の将来像を議論する。

 公募で活用提案した事業者がプレゼンテーションするほか、市民を交えた公開討論も行われる。

 主催者は「前橋テルサという場所を通して、前橋の中心市街地にどのような可能性があり得るのかを市民・事業者・専門家が共有し、前橋のまちづくりの未来を考える機会をつくりたい」と参加を呼び掛けている。 

 申し込みはこちらから。

前橋テルサをめぐる経緯

 1992年、前三百貨店があった場所に前橋勤労者総合センターとして建設された複合施設。地上12階、地下1階。外観はレンガ調で、大正ロマンを醸し出す。雇用・能力開発機構と共同保有していた前橋市が2004年に買収。前橋市まちづくり公社が運営、市は施設維持費用として年間2億5000万円負担してきた。ホテル、プール付きのフィットネス、多目的ホール、大小の会議室、レストランがあった。

 2009年に包括外部監査で存続の必要性に関して指摘を受け、2017年に廃止を決定した。2013年度から2022年度まで指定管理制度を導入して運営。2度にわたり民間への売却や賃貸を公募してきたが、結果的に不調に終わり、2023年3月から休館している。2026年3月の3回目の公募も優先交渉権者が決まらなかった。

前橋テルサと中心市街地の未来を考えるまちづくりシンポジウム

・日時 2026年4月4日(土)
14時~16時
・会場 前橋プラザ元気21 ・3階ホール
前橋市本町2-12-1
・定員 500人
・参加 無料
・主催 前橋デザインコミッション