前橋市の小川晶市長が辞職へ
富田市議会議長に伝える

2025.11.25

　前橋市の小川晶市長は11月25日、前橋市議会の富田公隆議長に退職願いを提出した。27日に開会する市議会第４回定例会で採択される予定だった市長に対する不信任決議案の提出は見送られる見通し。出直し選挙への立候補が有力視されている。

出直し選挙に立候補か

　小川市長は出直し選挙への立候補を表明しており、選挙で市民に信を問うとみられる。

　公選法によると、市長が辞職した場合の市長選は辞職から50日以内に行われ、市選挙管理委員会が決める。投票日は年内または年明けの日曜日となる。

　小川市長は25日夕方、富田議長を訪ね退職願いを手渡した。日付は11月27日付。

　退職願いを受理するかについては26日、市議会各派代表者会議を開き検討する。

　複数の市議によると、辞職を認める方向。

　市議会定例会の議案の扱いは26日に議会運営委員会を開き審議する。27日に採択する予定だった辞職勧告決議案、小川市長の給与を５割減額するための関連条例案は取り下げられる見通し。

　市長の辞職が認められれば、副市長が市長の職務代理者となる。

　市議会定例会はこのまま続行、本年度一般会計補正予算案などの議案は審議される。市民生活に支障が出ないよう、すみやかに可決されるとみられる。