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前橋で若手劇団が競演 
10月に2週連続公演

2025.09.17

前橋で若手劇団が競演 
10月に2週連続公演

 前橋市を拠点に活動する2つの若手による劇団が10月、前橋市芸術文化れんが蔵を舞台に2週連続で公演する。両方の公演を観覧することで、それぞれの個性を感じてもらう趣向。2公演を観覧すると割引となるセット割を用意している。

前橋芸術文化れんが蔵が会場

 合同公演するのは前橋南高校の演劇部出身者を中心に2018年から活動を始めた「劇団ACT@SAKU(アクタサク)」と群馬高専演劇部OBを中心に2017年に立ち上げた「新日本演劇」。ともに、20代、30代が参加している。

 これまで、個別に活動してきたが 、それぞれの強みを生かすとともに、人員不足や制作・宣伝に関するノウハウ不足といった弱点を補い合う形で協働することになった。

セット割で演劇「観比べ」

 10月4、5日に劇団ACT@SAKU が第9回公演『ちゅうちゅうちゅうや ~鼠と猿~』、翌週の10月11、12日に新日本演劇が第4回公演『fallback』を上演する。前週の観劇チケットの半券を持って行くと、翌週のチケットが500円引きになる。

 『ちゅうちゅうちゅうや~ 鼠と猿~』は旗揚げ公演『ちゅうちゅうちゅうや〜忠治異聞〜』をアレンジして7年ぶりに再演する。「もしも、国定忠治が架空の人物だったら?」をテーマに、新入団員から旗揚げ時の旧キャストまで劇団員総力戦で新たな忠治伝説を演じる。

▲新日本演劇の相馬薫さん

▲出演作の多い酒巻誉洋さん

 『fallback』は群馬の無人駅を舞台に、かつて同じIT企業に勤めていた若い女性と中年男性の再会を通じて、過労や地方からの人材流出といった現代的な課題を描く二人芝居。劇団員の相馬薫さんと清水崇監督(前橋市出身)の『樹海村』にも出演した千代田町出身のベテラン俳優、酒巻誉洋さんが出演する。

ちゅうちゅうや〜鼠と猿〜

・期日 2025年10月4日(土)、5日(日)

・開演 10月4日18時、5日12時、18時

・会場 前橋市芸術文化れんが蔵

・料金 1000円

・予約 劇団ACT@SAKUのチケットサービスへ。

fallback

・期日 2025年10月11日(土)、12日(日)

・開演 10月11日11時、14時30分、18時

    10月12日11時、14時、17時

・会場 前橋市芸術文化れんが蔵

・料金 2000円※セット割あり

・予約 新日本演劇の公式HPから。