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農業カメラマンが撮る写真絵本
「くだもののはな なんのはな?」、30日発行

2025.06.21

農業カメラマンが撮る写真絵本
「くだもののはな なんのはな?」、30日発行

 写真絵本「やさいのはな なんのはな?」の続編となる「くだもののはな なんのはな?」が6月30日に発行される。群馬県を拠点に活動する農業カメラマン・網野文絵さんが撮影を行い、普段見ることの少ない果物の“花”に焦点を当てた1冊。食育の導入としても注目されている。

果物の"はじまり"に目を向ける

 私たちが日ごろ口にする果物の「花」を見たことがあるだろうか。スーパーに並ぶリンゴやミカンも、もとは一輪の花から始まる。

 そんな果物の“はじまり”に目を向けた写真絵本「くだもののはな なんのはな?」。農業カメラマンの網野文絵さんが約1年半をかけて、群馬県内をはじめ、宮崎、愛媛、千葉、山梨、埼玉、茨城など全国の果樹農家を訪ね歩いた。中にはアメリカ・コロラド州で撮影したパパイヤも収録されている。

 「果物の花は、野菜の花よりも形も大きさもさまざまで、驚きの連続だった」と網野さん。

 

▲網野さん

 網野さんは山梨県出身。かつては野菜が苦手だったが、前橋市内の種苗会社の広報撮影の仕事をきっかけに農業と出会い、その姿に魅せられて独立。13年にわたり農業カメラマンとして、農家や農作物と向き合い続けてきた。

 「くだもののはな なんのはな?」には、花の写真だけでなく、農家の作業風景や果物が育つ畑の様子も収められており、「食べるときに、果物がどのように育ち、誰が関わっているのかを思い出してほしい」と話す。

▲前作の「やさいのはな なんのはな?」

 2023年に発行された前作「やさいのはな なんのはな?」は1年で15000部を売り上げ、令和5年度こども家庭庁の「児童福祉文化財・特別推薦」に選定。楽しみながら学べる絵本として高く評価された。

 第2弾「くだもののはな なんのはな?」は定価1540円(税込)で、全国の書店やAmazonで予約受付中。

トークイベント「やさいがもっと好きになる!おはなし会」
農業カメラマン網野文絵さん、ライター谷桂さんがトークする。
日時 7月27日(日)11:00~12:00
場所:煥乎堂 煥乎堂ホール 群馬県前橋市本町1丁目2−13
予約・問い合わせ ☏027-235-8111
参加 親子50組(大人1名、3歳以上小学生対象)
参加費:親子で500円
 
※参加特典 手作りおやさいブローチをプレゼント 
※サイン会 参加は店舗にて今作・前作どちらか購入された方限定