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「めぶく。」前橋 世界へ発信
太陽の会が「me bu ku TV」
2025.03.17

一般社団法人太陽の会(会長・田中仁ジンズホールディングスCEO)はSNS動画メディア「me bu ku TV」を開局する。3月末にも第1弾を公開。独自に取り組む起業支援の公開審査もme bu ku TVで配信する。前橋新聞me bu kuと連携、前橋の「めぶく。」情報を発信する。3月17日に開いた2025年度第1回社員総会で承認された。
前橋新聞me bu kuと相互補完
太陽の会広報部会(石川靖部会長)が本年度事業として計画、専用YouTubeに毎月2本程度、動画を配信する。インスタなど他のSNSも活用、再生回数を増やし認知度を高める。
コンテンツは太陽の会や会員の活動をはじめ、中心街で開かれるイベント、活躍する経営者の横顔など前橋市の「めぶく。」情報全般。新たに開店する飲食店の開店準備を密着取材するなど、人情やストーリーを重視した番組構成を目指す。
第1弾は慶応大生と共愛学園前橋国際大生が「めぶくID」を活用した新しいビジネスプランを考えるため、2月に前橋市中心街で行った研修合宿の様子を配信する。

▲慶応大と前橋国際大の合宿研修
前橋新聞me bu kuは動画の配信を予告するとともに、動画撮影や取材の様子をWeb版のニュースで紹介する。公開と同時に動画も閲覧できるようにする。
担当の丸山彬監事は「新聞とWebニュースの前橋新聞me bu kuと動画のme bu ku TVが両輪になって前橋の動きを日本中、世界中に発信したい」と意気込みを語った。

▲me bu ku TVについて説明する丸山さん
公開審査で起業を支援
開業支援部会(樋口明部会長)が準備してきた起業支援は「mebuku PITCH」と命名、中心街で新たに事業を始める若者を対象に公開審査で支援の可否を決める。太陽の会の会員が審査員となり、ビジネスプランや事業への思いをジャッジする。
支援金は最高150万円。本年度は4、5件の事業者、5年間で30事業者を支援する。
社員総会ではこのほか、各部会が本年度の事業計画を報告し、予算とともに承認された。

▲太陽の会の社員総会
まりづくりは民間の投資で
社員総会後は高校1年から参加した早稲田商店会の活性化を手始めに全国の商店街の再生プロジェクトに関わっている木下斉さんと田中仁さんが「前橋の未来とポテンシャル」と題して対談した。

▲まちづくりの成功と失敗事例を紹介した木下さん
まちづくりのために国の補助金に頼らず民間主導で取り組む必要性で意見が一致、木下さんは米国の例を挙げ、「民間の投資がないところに役所は金を出さない」と指摘。田中さんは「世界中がGOTO前橋となる世界観を作りたい。もっと仲間を増やしたい」と太陽の会の活動の発展を願った。

▲「若い人が市外からもまちなかに来る」と歓迎する田中さん
全国の自治体の活性化を支援している青山社中筆頭理事CEOの朝比奈一郎さんは田中さんに招かれて登壇、「うまくいっているまちのリーダーは『指導者』ではなく『始動者』。前橋のすごさは『始動者』がいるところ」と絶賛した。

▲「始動者」の大切さを訴える朝比奈さん