「やっぱり前橋」が好き
１月に「はたちのつどい」

　はたちのつどいは成年年齢の引き下げに伴い、74回続いた成人式を名称変更した。本年度中に20歳になる各中学の代表23人が企画運営委員会をつくり、アンケートを実施して企画を練ってきた。対象者は3251人で、2500人程度の参加を見込んでいる。

　３部構成で第１部は「はたちのまなび」と題して、企画運営委員会が制作した税金や出産・子育てをテーマにした映像を放映する。

　第２部の式典を挟んで、第３部「はたちのあそび」は景品抽選会を行う。

　企業とのコラボは市内に本社や拠点を持つ企業をよく知ってもらい、就職への第一歩とするのが目的で協賛企業を11月８日まで募集していた。

　会場に隣接する楽歩堂前橋公園にフォトスポットを設置、写真撮影をして若者と交流してもらう。企業ブースを出して会社案内や自社グッズを配布したり、ワークショップを開くこともできる。

　併せて、抽選会用の景品を提供してもらった企業は抽選の際に紹介する。

　飲食店とのコラボは今年12月16日から１カ月間展開する。参加対象者に実施したアンケートをもとに「お薦め飲食店」をインスタグラムに紹介、飲食店側から何らかのサービスをしてもらう企画。若者が地元の飲食店に足を運ぶ機会を増やす試みだ。

　企画運営委員会は赤城山らんたん祭り（８月）にスタッフとして参加したり、ぐんまレインボーパレード（10月）でチラシを配布したりして広報に努めている。

　前橋市役所ではたちのつどいを広報した企画運営委員長の伊藤こころさんは「公共交通が発達していないなど不便な面もあるが、家を一歩出れば自然を感じられ、人との交流もある温かい雰囲気のまち」と魅力を語り、つどいへの参加を呼び掛けている。