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弁天通りに「ブックのボックス」
365日24時間「ブックフェス」

2024.09.09

弁天通りに「ブックのボックス」
365日24時間「ブックフェス」

 前橋・弁天通りに「ブックのボックス」が誕生した。365日24時間、読みたい本を借りたり、誰かに読んでもらいたい本を寄付できる。「本のやりとり」をする「前橋BOOK FES」の常設版。中央通りに6月にできて以来、2カ所目となった。

中央通りに続いて2カ所目

 ブックのボックスは弁天通りのほぼ中央、アンテナショップ「ベンテナショップ」前に置かれている。高さ165㌢、横60㌢、奥行き40㌢。木製のリンゴ箱を再利用した。車輪付きで移動できる。

▲弁天通りにこっそりと置かれている

▲弁天通りに設置されたブックのボックス

 8月下旬に置かれて以来、徐々に蔵書が集まり、100冊ほどになっている。小説や専門書、娯楽誌や地域の本などさまざまな本が並んでいる。

 本を借りたい人はボックスに備え付けのノートに借りた本や理由を書き、好きな時に返却する。寄付する人もホントの思い出や読んでもらいたい理由を書き、知らない人同士で本を介してキャッチボールできるのも楽しい。

▲いろいろな思いが詰まった本が並ぶ

▲『群馬のK』。懐かしい本もある

 弁天通りで古着屋を経営する大学生の高橋颯さんは「面白いのができたな。店番をしながら本を読めますね」と歓迎していた。

「本に旅をさせよう」

 ボックスはブックフェスの盛り上がりを一過性に終わらせず、「ブックフェスが毎日できるように」と前橋まちなかエージェンシー(MMA)が中央イベント広場前に続いて設置した。

 アーケードがあり雨が降っても本が濡れない中央通りや弁天通りをはじめ中心街に増やしていく計画。9月中に前橋文学館にも置かれる。

 MMAの橋本薫代表理事は「家で眠っている本に旅をさせてください」と利用を呼び掛けている。

▲中央通りにあるブックのボックス第1号