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飯塚俊男監督の映画特集
前橋シネマハウスで4月20日から

2024.04.13

飯塚俊男監督の映画特集
前橋シネマハウスで4月20日から

前橋シネマハウスは4月20日から26日までの1週間、前橋市出身の飯塚俊男監督のドキュメンタリー映画7作品を一挙に上映する。日本映画平和賞に輝いた『陸軍前橋飛行場 私たちの村も戦場だった』や『群馬交響楽団創立70周年記念 蝶々さん群馬にはばたく』など、群馬県内を題材にした作品も観賞できる。

『陸軍前橋飛行場』はじめ7作品上映

『陸軍前橋飛行場』は太平洋戦争末期、旧群馬町に急造され、特攻隊員の養成にも使用された。米軍の攻撃目標となり、多くの住民が命を落とした。

映画では戦時下の住民の生活を記録した「村日記」を書いた住谷佳禹さんやグラマンの機銃掃射を受け大けがを負った元高校長、木村憲太郎さんらが当時の様子を証言。公文書管理の在り方を考えるため、福田康夫元首相にもインタビューしている。

前橋シネマハウスは2018年夏、全国に先駆けて上映、2カ月間という過去最長のロングラン作品となった。

▲『陸軍前橋飛行場』から(赤とんぼと整備兵)

今回はこのほか、初の監督作である『小さな羽音 チョウセンアカシジミ蝶の舞う里』や東日本大震災で被災した宮城県東松島市の小集落に伝わる子供たちによる小正月の鳥追いの行事を追った『宮戸復興の記録 2011~2013』など飯塚監督の代表作を集めた。

▲『蝶々さん群馬にはばたく』から(移動音楽教室)

▲『蝶々さん群馬にはばたく』から(オペラの場面)

▲『小さな羽音』から

▲『菅江真澄の旅』から

初日と最終日は飯塚監督が舞台挨拶する。

全作品を観賞できるフリーパス(3000円)もある。

飯塚俊男監督

いいづか・としお 1947年、前橋市生まれ。県立前橋高-東北大法学部。大学在学中からドキュメンタリー映画の道に入り、1994年、『小さな羽音』で文化庁優秀作品賞、キネマ旬報文化映画第1位を受賞する。2012年の『プッチーニに挑む 岡村喬生のオペラ人生』の前橋上映を機に前橋を映画作りの拠点とする。

飯塚俊男監督特集上映スケジュール

お問合せはこちら
027-212-9127(前橋シネマハウス)
住所 前橋市千代田町5-1-16(アーツ前橋3階)
メールアドレス hinuma@maecine.com
4月20日(土) ①13時~『小さな羽音』②14時40分~『木と土の王国』③16時~『陸軍前橋飛行場』
4月21日(日) ①13時~『菅江真澄の旅①~③』②16時~『菅江真澄の旅④~⑥』
4月22日(月) ①13時~『蝶々さん群馬にはばたく』②14時30分~『プッチーニに挑む』
4月23日(火) 休館日
4月24日(水) ①13時~『伊勢神宮』②14時10分~『宮戸復興の記録』③15時30分~『小さな羽音』
4月25日(木) ①13時~『蝶々さん群馬にはばたく』②14時30分~『プッチーニに挑む』
4月26日(金) ①13時~『小さな羽音』②14時40分~『木と土の王国』③15時30分~『陸軍前橋飛行場』
観賞料金 当日一般・1200円、当日高校生以下500円、前売券・1000円、フリーパス3000円